IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
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2.4 別名変換機能
別名変換機能とは、以下の2つの機能から構成されています。なお、この機能はInbound Proxyでのみ有効です。
中継先別名変換機能とは、クライアントにサーバ、ネーミングサービス、PROXYサーバのオブジェクトリファレンスを配布する場合にその配布用オブジェクトリファレンスに設定される別名サーバ情報(ホスト名もしくはIPアドレス、ポート番号)と実名サーバ情報を変換する機能です。別名サーバ情報はInterstage Proxy管理者から一意に割り当てられます。この機能により、ファイアウォール内部の情報をファイアウォール外部に漏らさず、ファイアウォール外部からアクセスすることが可能です。
図2.10に、その概要を示します。
なお、設定方法の詳細については、"5.7 別名変換設定"を参照してください。

図2.10 中継先別名変換機能の概要
ネーミングサービス登録オブジェクト別名変換機能とは、クライアントがネーミングサービスからサーバのオブジェクトリファレンスを取得する際に、クライントに返されるサーバのオブジェクトリファレンスのサーバ情報をInterstage Proxyが動作するサーバ情報に置き換える機能です。この機能により、サーバのオブジェクトリファレンス内に含まれるファイアウォール内部の情報がファイアウォール外部に漏れません。
この機能を使用するには、"2.4.1 中継先別名変換機能"を使用して、ネーミングサービスのオブジェクトリファレンスをクライアント側に配布する必要があります。
図2.11に、その概要を示します。
なお、設定方法の詳細については、"5.7 別名変換設定"を参照してください。

図2.11 ネーミングサービス登録オブジェクト別名変換機能の概要
[注意]
- サーバ内でオブジェクトリファレンスを生成し、クライアントに返すようなアプリケーションでは別名変換されませんので注意してください。
[備考]
- オブジェクトリファレンスには、サーバのホスト名、ポート番号、Inbound Proxy情報が含まれています。
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