IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (統合環境設定編)
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5.7 別名変換設定
本節では、別名変換設定の設定項目について説明します。
設定項目について以下に説明します。
- ネーミングサービス登録オブジェクトの別名変換を行う
- ネーミングサービス登録オブジェクト別名変換機能を使用する場合に、チェックボックスをチェックします。多段Proxyの構成では、最外部Inbound Proxyでのみ設定してください。
- オブジェクトの別名変換を行う
- 別名変換機能を使用する場合に、チェックボックスをチェックします。
- 中継先種別
- 中継先の種別をリストボックスから選択します。
- 選択できる項目は、"SERVER"か"PROXY"です。
- "SERVER"は別名変換対象がサーバ自身のときに選択し、"PROXY"は別名変換対象がInbound Proxyサーバのときに選択します。なお、オブジェクトリファレンスに最外部のInbound Proxyのみを設定している場合には、"PROXY"は別名変換対象となりません。
- [実名サーバ]
- サーバ名
- 実名サーバ名を指定します(省略できません)。
- 実名サーバ名は、ホスト名またはIPアドレスで指定できます。
- ホスト名は、英数字と一部特殊文字(特殊文字セット2)を64文字まで入力できます。
- IPアドレスは、“X1.X2.X3.X4”の形式で指定します。
- ポート番号
- 実名サーバのポート番号を指定します(省略できません)。
- 1〜65535の範囲で設定できます。初期値は8002です。
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- [別名サーバ]
- サーバ名
- 別名サーバ名を指定します(省略できません)。
- 別名サーバ名は、ホスト名またはIPアドレスで指定できます。
- ホスト名は、英数字と一部特殊文字(特殊文字セット2)を64文字まで入力できます。
- IPアドレスは、“X1.X2.X3.X4”の形式で指定します。
[注意]
- 同一PROXYサーバにおいて別名サーバ名は必ず一意に指定する必要があります。
- 実名サーバのポート番号はCORBAサーバのポート番号を指定します。
- ポート番号はCORBAクライアント・サーバで使用するポート番号と統一してください。
図5.11に別名変換設定の設定例を示します。なお、設定時には、現在設定されている情報が表示されます。
図5.11 別名変換設定の設定例
[備考]
- 図5.12、図5.13に別名変換設定の具体的な例を示します。本例が別名変換設定を使用する場合、推奨する形態です。オブジェクトリファレンスの生成時に指定する別名ホスト名を合わせて示しています。
図5.12 オブジェクトリファレンスの生成と別名変換設定の例(Proxy1つ)
図5.13 オブジェクトリファレンスの生成と別名変換設定の例(上位Proxy設定による多段Proxy)
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