ファイアウォール機能 テクニカルガイド
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第5章 FAQ> 5.2 環境設定

5.2.7 Pingの制御(IPフィルタ/透過GW中継)

以下の手順で設定を確認して下さい。

ファイアウォール独自設定

サービス定義

pingで送受信されるICMPプロトコルのパケットに対して以下のサービスが定義されています。このサービスに対して、フィルタリング条件を設定して下さい。

サービス名

プロトコル

メッセージタイプ

ping

ICMP

8(Echo)


◆IPパケットフィルタリング

以下のようにフィルタリング条件を追加します。

サービス名

送信元

送信先

処理

方向

ログ採取

ping

HostFROM

hostTO

PASS

Forward

する

◆透過ゲートウェイ

以下のようにフィルタリング条件を追加します。

サービス名

送信元

送信先

処理

方向

ログ採取

ping

HostFROM

hostTO

TRANS

Forward

する

各インタフェースに対して、pingの許可条件を設定する場合、必ずIPパケットフィルタリングの"通過"を設定して下さい。透過GWによる中継は、インタフェースを含まない要素間の設定でのみ有効となります。

統合環境設定

◆IPパケットフィルタリング

以下のように「SDFWルール」にルールを追加します。

(Solaris版/Windows版の設定例)

接続元IPアドレス

接続先IPアドレス

サービス

アダプタA

アダプタB

動作

ログ採取

hostFROM

HostTO

ping

hme0

hme1

SDFW-PASS-Forward

ON

(Linux版の設定例)

接続元IPアドレス

接続先IPアドレス

サービス

アダプタ

動作

ログ採取

hostFROM

HostTO

ping(linux)

hme0

SDFW-PASS-Dual

ON

hostFROM

HostTO

ping(linux)

hme1

SDFW-PASS-Dual

ON

◆透過ゲートウェイ

以下のようにアドレス変換ポリシーに変換ルールを追加します。

変換方向

変換対象

フィルタ条件

接続元IPアドレス

接続先IPアドレス

内部

アダプタ

外部

アダプタ

接続先

アドレス

SDFW-PING

hostFROM

hostTO

各インタフェースに対して、pingの許可条件を設定する場合、必ずIPパケットフィルタリングの"通過"を設定して下さい。透過GWによる中継は、インタフェースを含まない要素間の設定でのみ有効となります。


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