ファイアウォール機能 テクニカルガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 運用例(Solaris版)> 1.2 拡張運用> 1.2.4 アンチウイルスの設定例

1.2.4.2 Mail のアンチウイルス環境の構築

Mail のアンチウイルス環境を構築する場合の設定例を示します。

[図: Mail のアンチウイルス環境を構築する場合の設定例]

上図のように、社外側 I/F には、IPアドレスとしてグローバルアドレスを使用します。社内からインターネット上のマシンにアクセスするには、外部SMTP サーバを経由するため、社内のマシンの IP アドレスはグローバルアドレス、プライベートアドレスのどちらでも使用できます。また、DMZ 上のSMTP サーバから外部 SMTP サーバにアクセスする場合は、透過モード・アプリケーションゲートウェイを経由するように設定すると、DMZ上のマシンの IP アドレスはグローバルアドレス、プライベートアドレスのどちらでも使用できます。

■[サービスの利用範囲]

サービス

ポリシー

SMTP

社内からの内部 SMTP サーバおよび外部 SMTP サーバを経由したインターネットとのメールアクセスを DMZ 上のアンチウイルスサーバを経由することでウイルスチェックを行う。

■[定義例]

以下に、定義内容の例を示します。

ネットワーク構成図

インタフェース設定

インタフェース名

ホスト名

IPアドレス

le0

IN_IF

192.168.0.1

le1

OUT_IF

202.248.171.130

le2

DMZ_IF

192.168.1.1

ホスト設定

ホスト名

IPアドレス

client

192.168.0.2

out-smtp

202.248.171.132

in-smtp

192.168.0.3

dmz-smtp

192.168.1.3

ネットワーク設定

ネットワーク名

IPアドレス

ネットマスク

in-net

192.168.0.0

255.255.255.0

out-net

202.248.171.128

255.255.255.224

dmz

192.168.1.0

255.255.255.0

internet

0.0.0.0

0.0.0.0

アンチウイルスサーバ設定

ホスト名

IPアドレス

スキャンするサービス

anti

192.168.1.2

smtp

パケットフィルタリング条件設定

サービス

送信元

送信先

方向

種別

smtp

in-smtp

out-smtp

dual

ISCAN

smtp

dmz-smtp

out-smtp

forward

TRANS

smtp

dmz-smtp

in-smtp

forward

PASS


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006