ファイアウォール機能 テクニカルガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 運用例(Solaris版)> 1.2 拡張運用> 1.2.4 アンチウイルスの設定例

1.2.4.1 http のアンチウイルス環境の構築

http のアンチウイルス環境を構築する場合の設定例を示します。

[図: http のアンチウイルス環境を構築する場合の設定例]

上図のように、社外側 I/F には、IPアドレスとしてグローバルアドレスを使用します。社内よりインターネット上のマシンにアクセスする場合は、プロキシサーバ経由でアクセスすることで、社内のマシンの IP アドレスはグローバルアドレス、プライベートアドレスのどちらでも使用できます。また、DMZ 上からプロキシサーバへアクセスする場合は、透過モードアプリケーション・ゲートウェイを経由するように設定することで、DMZ 上のマシンの IP アドレスはグローバルアドレス、プライベートアドレスのどちらでも使用できます。

■[サービスの利用範囲]

サービス

ポリシー

http-proxy

社内からプロキシサーバを経由したインターネット上の http サーバへのアクセスをDMZ のアンチウイルスサーバを経由することでウイルスチェックを行う。

■[定義例]

以下に、定義例を示します。

ネットワーク構成図

インタフェース設定

インタフェース名

ホスト名

IPアドレス

le0

IN_IF

192.168.0.1

le1

OUT_IF

202.248.171.130

le2

DMZ_IF

192.168.1.1

ホスト設定

ホスト名

IPアドレス

proxy

202.248.171.132

client

192.168.0.2

ネットワーク設定

ネットワーク名

IPアドレス

ネットマスク

in-net

192.168.0.0

255.255.255.0

out-net

202.248.171.128

255.255.255.224

dmz

192.168.1.0

255.255.255.0

internet

0.0.0.0

0.0.0.0

アンチウイルスサーバ設定

ホスト名

IPアドレス

スキャンするサービス

anti

192.168.1.2

http-proxy

パケットフィルタリング条件設定

サービス

送信元

送信先

方向

種別

http-proxy

client

proxy

forward

ISCAN

http-proxy

anti

proxy

forward

TRANS


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006