ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル
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第9章 環境定義ファイル(Solaris版/Windows版)> 9.3 フィルタリング条件定義ファイル

9.3.1 LFLConfigX-Y(LineFiLtering Config)

LFLConfig<X>-<Y>ファイルでは、各ネットワークパスに対するフィルタ

リング条件を定義します。ファイルのサフィックス<X>、<Y>はFWConfig

のLINE_<n>パラメタの設定値に対応します。

■記述形式

第1 カラムが"#"の行は、コメント行として解釈されます。

コンフィグレーション・エントリは、大括弧("["、"]")で囲まれたカテゴリ名と各カテゴリごとのパラメタから構成されます。

コンフィグレーション・エントリは1 行に1 構成要素(カテゴリまたはパラメタ)だけ記述できます。また、各カテゴリには以下の形式でパラメタが設定されます。

■パラメタの説明

◆[INTERFACE]カテゴリ

フィルタリング条件が適用されるインタフェース、ネットワークパス情報を設定します。INTERFACEカテゴリには、以下のパラメタがあります。

LINE_SEQ

フィルタリング条件が適用されるネットワークパスのLINEシーケンス番号を指定します。

IF_SEQ_1

フィルタリング条件が適用されるネットワークパスを構成するインタフェースのうち、第1 インタフェースのインタフェース番号を指定します。この値は、ファイル名のサフィックスの<X>に対応します。

IF_SEQ_フィルタリング条件が適用されるネットワークパスを構成するインタフェースのうち、第2インタフェースのインタフェース番号を指定します。この値は、ファイル名のサフィックスの<Y>に対応します。

◆[FILTERLING]カテゴリ

INTERFACEカテゴリで指定されたネットワークパスに適用するフィルタリング条件を定義します。FILTERLINGカテゴリには、以下のパラメタがあります。

ip_1

IF_SEQ_1に指定されたインタフェースに接続するネットワーク上で存在するホストアドレス、または、ネットワークアドレスを設定します。

ip_2

IF_SEQ_2に指定されたインタフェースに接続するネットワーク上で存在するホストアドレス、または、ネットワークアドレスを設定します。

mask_1

ip_1にネットワークアドレスを指定した場合、サブネットマスクを設定します。この場合、サブネットマスクを発信元または送信先とするIPパケットがフィルタリングの対象となります。

また、ip_1にホストアドレスを指定した場合は0を設定します。この場合、ip_1に指定されたアドレスを持つホストを発信元または送信先とするIPパケットがフィルタリングの対象となります。

mask_2

ip_2にネットワークアドレスを指定した場合、サブネットマスクを設定します。この場合、サブネットを発信元または送信先とするIPパケットがフィルタリングの対象となります。

また、ip_2にホストアドレスを指定した場合は0を設定します。この場合、ip_1に指定されたアドレスを持つホストを発信元または送信先とするIPパケットがフィルタリングの対象となります。

service

フィルタリング対象のサービスグループ名またはサービス名を設定します。

FWServices、FWGroups、FWAplgwに定義されている名前がサービスグループ名/サービス名として設定できます.

action

設定された条件に一致したパケットの処理方法を以下の中から設定します。

direction

パケットの通過方向を以下の中から設定します。

log

指定条件のIPフィルタロギングを採取するかどうかを以下の中から指定します。

■記述例


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