ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル
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第9章 環境定義ファイル(Solaris版/Windows版)> 9.1 実行環境設定ファイル

9.1.3 FWServices(FireWall Services)

FWServicesファイルでは、フィルタリング条件設定時に使用するサービ

スに関する定義を行います。

■記述形式

第 1 カラムが "#"の行は、コメント行として解釈されます。

1 行に 1 定義だけ記述できます。各行には、以下のいずれかの形式で定義を記述します。

TCP/UDPサービス

service protocol port b_opt1 b_opt2 s_opt1 s_opt2 broadcast

ICMPサービス

service protocol msg_type [ msg_code ]

その他のサービス

service protocol

■パラメタの説明

service

サービス名を1 〜15文字の英数字で指定します。

サービスグループ名を含めて一意なサービス名を設定します。

protocol

serviceに指定したサービス名が属するプロトコル名を設定します。

FWProtocolsファイルに定義されている名前を設定します。

port

serviceに指定したサービス名と関係付けられるポート番号を、10進数で1 〜65535の範囲で指定します。

b_opt1/b_opt2

定義サービスがバックコネクションをとる場合、以下の形式でポート番号(1〜65535)を指定します。

使用ポート

記述形式(b_opt1 / b_opt2)

Xのみ

X 0

X以外

-X 0

X以上

X 65535

X以下

1 X

X以上Y以下

X Y

未使用

0 0

s_opt1/s_opt2

定義サービスが固定の送信元ポートを使用する場合、以下の形式でポート番号(1〜65535)を指定します。記述形式は、b_opt1/b_opt2と同様です。

broadcast

ブロードキャストパケットを送信するサービスの場合に "1" を指定します。それ以外の場合は "0"を指定します。

msg_type

serviceに指定したサービス名と関係付けられるICMPメッセージタイプを以下の中から指定します。

msg_type

name

0

Echo Reply

3

Destination Unreached

4

Source Quench

5

Redirect

8

Echo

11

Time Exceeded

12

Parameter Problem

13

Time Stamp

14

Time Stamp Reply

15

Information Request

16

Information Reply

17

Address Mask Request

18

Address Mask Reply

-1

すべてのmsg_type

msg_code

serviceに指定したサービス名、およびmsg_codeに指定したICMPメッセージタイプと関係付けられるICMPメッセージコードを指定します。

以下に、指定できるメッセージタイプとメッセージコードの組合せを示します。

なお、-1を指定すると、すべてのICMPコードが対象となります。

msg_type

msg_code

3

0,1,2,3,4,5

5

0,1,2,3

11

0,1

■記述例


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