ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル

5.10.5 暗号GWロギング情報の出力コマンド（ prtegwlog ）

暗号ゲートウェイ(SDFW方式)で取得しているロギングの情報を出力します。

■記述形式

prtegwlog [ -g GWname]

[ -c enc[, dec][, tun]]
[ -i [dst=address][, src=address]]
[ -p [tcp][, udp][, icmp]]
[ -s [dst=port][, src=port]]
[ -r [c][, d][, b][, a]]
[ -t [start=time][, end=time]]
[ -d logdir ]

■パラメタの説明

• -g GWname

  抽出するデータの相手暗号ゲートウェイを限定する場合に指定します。省略すると、"all" を指定したものとみなします。

• -c enc,dec,tun

  抽出するデータの処理種別を限定する場合に指定します。省略すると、"all" を指定したものとみなします。

  • enc

    暗号化

  • dec

    復号化

  • tun

    トンネル

• -i dst=address,src=address

  抽出するデータの IP アドレスを限定する場合に指定します。どちらか一方を省略すると、省略した方は"all" を指定したものとみなされます。

  • dst=address

    受信者のアドレス

  • src=address

    送信者のアドレス

  アドレスの指定にはホスト名（ /etc/hosts 中にあるもの）も使用できます。

• -p tcp,udp,icmp

  抽出するデータのプロトコルを限定する場合に指定します。省略すると、"all" を指定したものとみなされます。

  • tcp

    TCP プロトコルのデータ

  • udp

    UDP プロトコルのデータ

  • icmp

    ICMP プロトコルのデータ

• -s dst=port,src=port

  抽出するデータのサービスポート番号を限定する場合に指定します。どちらか一方だけ指定することもできます。省略すると、すべての値が有効になります。

  ポート番号には、数字（ 1 〜 65535 ）またはセットアップのサービス定義画面で指定したサービス名が指定できます。

  • dst=port

    受信者が使用するポート番号

  • src=port

    送信者が使用するポート番号

• -r c,d,b,a

  抽出するデータのパケット種別を限定する場合に指定します。省略すると、"all" を指定したものとみなされます。

  • c

    接続パケット（ TCP だけ）

  • d

    通信パケット

  • b

    破棄パケット

  • a

    アラートパケット

• -t start=time,end=time

  抽出するデータの採取時刻を限定する場合に指定します。

  • start

    開始時刻

  • end

    終了時刻

  以下に、指定できる時刻の形式を示します。

  • yyyymmddhhmmss

    年月日時分秒

  • mmddhhmmss

    月日時分秒

  • hhmmss

    時分秒

  指定しなかった値は現在時刻が採用されます。省略すると、すべての値が有効になります。

• -d logdir

  ログが格納されているディレクトリを指定します。省略すると、現在設定されているロギングファイル格納ディレクトリを使用します。

■復帰値

復帰値	意味
0	正常終了
1	異常終了。（起動元が root 権限を持たない、またはオプションエラーなど）