ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル

5.1.3 稼動状況表示コマンド（ sgstat ）

ファイアウォール機能の稼動状況を表示します。

同様な情報は、FWモニタ・コンソールからも参照できます。

■記述形式

sgstat [ -p | -C interval [ count ] ]

■パラメタの説明

• -p

  ファイアウォール機能のサービスを提供するプロセスの動作状態を表示します。

• -C

  ファイアウォール機能のパケットフィルタリング状況（コネクション情報）を表示します。

• interval

  パケットフィルタリング状況（コネクション情報）の表示間隔を秒単位で指定します（-C指定時は必須パラメタです）。

• count

  パケットフィルタリング状況（コネクション情報）の表示回数を指定します（省略時は、Ctrl+cで終了します）。

■機能

ファイアウォール機能の稼動状況として、以下の情報を標準出力に出力します。

◆出力情報

• パッケージ情報

• システム情報

• ファイアウォールポリシー更新時間

• ファイアウォールサービス稼動状況

• コネクション情報

◆出力対象とするファイアウォールサービス

出力情報のなかで通知されるファイアウォールサービスは、以下の通りです。

• IPフィルタ

• ログデーモン

• 透過ゲートウェイ

• 認証ゲートウェイ

• 暗号ゲートウェイ

• IPsecゲートウェイ／IKEゲートウェイ

• 仮想アドレス広報

• 集中管理クライアント

コネクション情報について

各サービスの以下のコネクション情報を表示します。

• PASSコネクション数

• BLOCKコネクション数

• REJECTコネクション数

• NAT/IPマスカレード数

• アンチウィルス数

• ユーザ認証後のコネクション数

• 暗号コネクション数

• IPsecコネクション数

■復帰値

復帰値	意味
0	正常終了
1	異常終了。エラーの原因および対処方法については、"コンソールおよびコンソールログに出力されるエラーメッセージ"を参照してください。

You must be "root" to execute this command

実行するには'root'権限が必要です。

System call error, func=%s

システムコールエラーが発生した。(%s: 関数名)

System call error, func=%s errno=%d

システムコールエラーが発生した。(%s: 関数名 %d: エラーコード)

System call error, func=%s(%s) errno=%d

システムコールエラーが発生した。(%s: 関数名(詳細: %s) %d: エラーコード)

Parameter error. opt=%s value=%s

パラメタエラーが発生した。(%s：オプション %s：値)

■画面表示例

• オプション指定なし

• オプション指定(-p)あり

オプション指定なしの場合の表示情報に加え、以下の情報が付加されます。

• オプション指定(-C)あり