| ファイアウォール機能 管理者ガイド |
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| 第4章 ホットスタンバイシステム(Windows版) | > 4.3 異常監視と状態遷移 |
ホットスタンバイでは、運用系ノードと待機系ノード間で、以下のように状態遷移が行なわれます。

初期状態
両系(運用系ノード、待機系ノード)とも電源切断されている状態です。
定常状態#0
両系の再起動 が正常に終了し、ホットスタンバイシステムの初期化が正常に完了した場合、定常状態#0に遷移します。
定常状態#0では、運用系ノードでファイアウォール機能が活性状態となります。
定常状態#1
定常状態で運用中に、運用系ノードで異常が発生し、状態遷移が行われたあと、異常が発生した旧運用系ノ−ドの異常要因をリカバリし、旧運用系ノードが新待機系ノードとして利用できる状態です。
定常状態#1では、新運用系ノードでファイアウォール機能が活性状態となります。
その他の状態は、ホットスタンバイシステムを運用する上で異常な状態が発生した場合を示しています。このような場合が発生した場合、初期状態/定常状態#0/定常状態#1のいずれかの状態になるように、異常が発生しているノードをリカバリしてください。リカバリ方法については、リカバリを参照してください。
留意事項
ホットスタンバイシステムは、運用系、及び待機系のいずれも正常動作している状態が定常状態(正常な運用状態)となります。このため、いずれか一方で異常が発生した場合、できるだけ速やかに(ホットスタンバイの状態遷移が発生する前)、異常系のリカバリを行なってください。特に、待機系で異常が発生した場合、現時点の運用には支障はありませんが、この状態で二重故障(運用系で異常が発生)が発生した場合、運用系からの系切替えが行なえず、結果的に、ホットスタンバイシステムとして運用できない状態に陥る可能性があるため、注意が必要です。
ファイアウォールシステムでは、ネットワークの異常を検出し、自動的に系切替えを行いますが、システム(CPU, メモリ、ファン等)の異常については監視していません。このため、ホットスタンバイシステムを構成するシステムでは、以下の機能を併用して、システムの異常監視を行なうことを推奨します。
Intel(C) LANDesk Server Manager
ServerView
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