ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第3章 二重化システム(Solaris版)> 3.2 ネットワークの二重化

3.2.1 NIC切替え

PRIMECLUSTER(GLS伝送路二重化機能)の NIC 切替え機能と連携し、2枚のインタフェースを同一サブネットのネットワークに接続し、外部セグメントに接続するルータ装置を含めて二重化します。

PRIMECLUSTER(GLS伝送路二重化機能)で異常を検出した場合、環境設定で設定した実IPアドレスが引き継がれます。

なお、境界セグメントのルータは1台でも構いませんが、ルータ故障への対応を行う意味で2台構成を推奨としています。ルータ台数については、顧客殿要件に応じて検討してください。

■異常監

NIC 切替え機能では、ある監視対象装置(IPアドレス)を取決め、これに対するping 応答の有無で、異常監視が行われます。

異常監視を行うIPアドレスとして、ハブ/スイッチの接続ポート以外のIPアドレスを指定することで、ハブ/スイッチ本体などの異常監視も可能となります。

異常を検出した場合、通信経路は以下のように切り替えられます。

また、ハブ/スイッチを経由したルータ装置などの高信頼化機能とを組み合わせることで、高信頼化要件に応じた通信経路の切替えも可能となります。


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