ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第2章 機能> 2.2 アドレス変換機能

2.2.7 サポートしているサービス

アドレス変換機能では、送受信されるIPパケットの TCP/IP ヘッダの情報を参照/更新しています。しかし、FTP プロトコルやマルチメディア系サービスなどのように、一つの機能を利用する場合に複数のコネクションが確立され、それらのコネクションの相関関係自体が、プロトコルのデータ領域に明示されている場合があります.

たとえば、FTPプロトコルの場合、データコネクションの確立に必要な FTP クライアントのIP アドレスやポート番号が、制御コネクションのデータ域に格納されています。

[図:FTPプロトコル例]

このような場合、TCP/IP ヘッダに加え、各プロトコルのデータ領域までを含めて、アドレス変換を行う必要があります。

アドレス変換機能では、以下のサービスをサポートしています。

なお、IPv6環境では、FTPのみ利用できます。

Real Audio(RTSP)、VDO Live、Windows Media Playerを利用する場合、以下の環境設定ファイルを編集し、システムを再起動してください。

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