ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第1章 概要

1.4 本製品の特長

本製品には、以下の特長があります。

■アクセス制御、アドレス変換による社内ネットワークへの不正アクセス防止

パケットの通過を制御して社外から社内ネットワークへの直接アタックや不正な侵入を防止できます。また、アドレス変換を行うことで、社内ネットワークのローカルアドレスおよびアドレス形態を隠蔽することができます。

■IPv6への対応

IPv4環境に加え、IPv6環境でも、アクセス制御機能、アドレス変換機能を利用できます。

■VPN 機能によるユーザデータの機密性保証

ユーザデータの機密性を保証するVPNを構築できます。

■ユーザ認証による動的なアクセス制御

ユーザ認証を利用して、個々のユーザごとにネットワークへのアクセス制御を行うことができます。また、認証ユーザ数の大規模化やユーザ情報の一元管理に対応するために、当社認証サーバ( Safeauthor )との連携によるリモート認証が行えます。

■社外からのリモートアクセス環境を構築

リモート端末からのアクセス時の通信を暗号化し、モバイル端末などを利用した内部ネットワークへのアクセス環境をサポートします。なお、この場合、クライアント側に、"Safegate client" という製品が必要になります。

■コンテンツセキュリティの簡単導入

Interstage Security Directorファイアウォール機能 を通過する電子メール、http、ftp などのコンテンツを、アンチウィルスサーバへ自動転送してウィルスチェックすることで、本製品で守られているネットワーク上では、簡単にコンテンツセキュリティに対応することができます。

■クラスタ/ホットスタンバイ(二重化)構成による高可用性

2台のファイアウォールシステム上、相互の動作状況を監視しながら、万一、動作中のシステムがダウンしても待機中のシステムで自動的にファイアウォール機能が再開されます。

これにより、高信頼なファイアウォールシステムの構築が可能です。

■ネットワーク管理者の負荷を軽減

ロギング機能、アラートの通知やモニタリング機能などにより、ネットワークの稼働状況を監視/調査できます。また、日本語による使いやすい GUIで、操作や運用面でネットワーク管理者の負荷を軽減できます。

また、"Safegate 集中管理"と連携し、Safegate 集中管理から、アラートの監視、接続状態監視、ログ操作(収集/表示)、ポリシー操作(環境設定情報の収集/表示/変更/配付/適用)などを行うことができます。

さらに、"SystemWalker"と連携し、SystemWalker から、アラートを監視することができます。


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