ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第3部 ファイアウォール機能独自環境設定(Solaris版/Windows版)> 第13章 環境設定(Solaris版)> 13.4 要素を設定する> 13.4.3 フィルタリング条件の対象ホスト設定

13.4.3.2 ネットワーク設定

ネットワークアドレスおよびサブネットを指定し、ネットワークを作成します。作成したネットワークは、パケットフィルタリング条件を設定する場合などに利用します。

ネットワーク設定を行うには、作成したネットワークとネットワーク構成図の“ネットワーク”の要素と対応付けます。

ネットワーク設定は、ネットワーク設定画面で行います。ネットワーク設定画面は、以下の手順で起動します。

  1. セットアップ画面で"ネットワーク"の要素アイコンを選択(クリック)または「要素設定」メニューから"ネットワーク"を選択します。ネットワーク設定画面が表示されます。

[図: ネットワーク設定画面]

■画面

以下に、ネットワーク設定画面の設定項目について説明します。

◆ネットワーク名

ネットワークを区別するための文字列を英字で始まる 1 〜15 文字の英数字で指定します。

なお、定義済のホスト名、ホストグループ名、ネットワーク名、暗号ゲートウェイ名、IPsec ゲートウェイ名、IKE ゲートウェイ名、RADIUS サーバ名、Safegate client 名、アンチウィルスサーバ名、Safegate 集中管理名と重複しないように設定してください。

◆アドレス

ネットワークの IP アドレスを指定します。

◆ネットマスク

ネットワークのサブネットマスクを指定します。

◆仮想アドレス

"ネットワーク名"のアドレスに対して、外部ネットワークに公開する仮想的なアドレスを持つかどうかを設定します。この項目は、ネットワークの要素アイコンがいずれかのインタフェースの要素アイコンと結合されている(ラインで結ばれている)場合に表示されます。初期値は "無し"です。

◆ネットワーク一覧

定義されているネットワークが一覧表示されます。

上記項目のアドレスとサブネットマスクに該当するネットワークアドレスを持つホストがグループ化されます。

■操作手順

以下に、ネットワーク設定の操作手順について説明します。

◆ネットワークを定義する

ネットワーク要素にネットワーク名を対応させて定義する場合は、以下の手順で行います。

  1. セットアップ画面で、ネットワークを定義するネットワーク要素アイコンを選択(クリック)または「要素設定」メニューから"ネットワーク"を選択します。ネットワーク設定画面が表示されます。

  2. 「ネットワーク一覧」リストから定義するネットワークを選択し、"結合"ボタンをクリックします。 "結合"ボタンをクリックすると、セットアップ画面で選択したネットワーク名とネットワーク要素が対応して定義されます。

  3. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

◆ネットワークを追加する

ネットワークを新規に追加するには、以下の手順で行います。

  1. ネットワーク設定画面の「ネットワーク一覧」リストの下の"追加"ボタンをクリックします。[設定値]パネルは、何も設定されていない状態になります。

  2. 「ネットワーク名」ボックスに、追加するネットワークの識別名を指定します。

  3. 「アドレス」ボックスにグループのメンバにするホストのアドレスを、「ネットマスク」ボックスにグループのメンバにするホストのサブネットマスクを指定します。以下に、指定例を示します。

    IPアドレス

    162.174.0.0

    サブネットマスク

    255.255.0.0


  4. "設定"ボタンをクリックします。指定したネットワーク名が、「ネットワーク一覧」リストに追加されます。

  5. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。

◆ネットワークを削除する

ネットワークを削除するには、以下の手順で行います。

  1. ネットワーク設定画面の「ネットワーク一覧」リストから、削除するネットワーク名を選択し、"削除"ボタンをクリックします。選択したネットワークが「ネットワーク一覧」リストから削除されます。選択したネットワークの定義がネットワーク構成図に配置されたネットワークの要素と対応付けられている場合は、ネットワーク一覧から削除されると同時に、要素との対応付けも取り消されます。

  2. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。


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