ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第3部 ファイアウォール機能独自環境設定(Solaris版/Windows版)> 第11章 条件セットアップ(Windows版)

11.2 パケットフィルタリング条件設定

パケットフィルタリング条件設定では、各サービスまたはサービスグループに対し、どのホスト間またはネットワーク間での通信を許可するのかを設定します。

[図: パケットフィルタリング画]

以下の手順で設定します。

  1. 条件セットアップ画面で[フィルタリング]タブをクリックします。パケットフィルタリング画面が表示されます。

  2. [フィルタリング]タブのリストの中から、パケットフィルタリング条件を設定するサービスを選択します。

  3. [編集]メニューの[パケットフィルタリング条件を追加]コマンドを選択します。パケットフィルタリング条件ダイアログボックスが表示されます。 パケットフィルタリング条件を設定します。

  4. [ OK ]ボタンをクリックします。パケットフィルタリング画面に戻ります。

  5. 設定した内容をパケットフィルタリングまたは各ゲートウェイサービスに反映する場合は、[ファイル]メニューの[上書き保存]コマンドを選択します。

[図: パケットフィルタリング条件ダイアログボック]

総称サービス名につい

パケットフィルタリング条件を設定するサービスを選択する場合、以下の総称サービス名を選択することができます。

総称サービス名

意味

TCP-ALL

TCP 上のすべてのサービスを意味します。

UDP-ALL

UDP 上のすべてのサービスを意味します。

ICMP-ALL

ICMP 上のすべてのメッセージタイプを意味します。

ALL

TCP-ALL、UDP-ALL および ICMP-ALL すべてを意味します。


以下に、総サービス名を利用して指定できる条件を示します。

指定できるパケットフィルタリング条件

総称サービス名

TCP-ALL

UDP-ALL

ICMP-ALL

ALL

IPパケットフィルタリング

BLOCK

透過ゲートウェイ

×

×

Safegate暗号(SDFW暗号)(注)

IPsec暗号/IKE暗号(注)

アンチウィルス

×

×

×

×

○指定できる、×指定できない

(注)暗号通信条件ダイアログボックスで指定します。

備考

以下の運用を行っている場合に、総称サービス名を利用してパケットフィルタリング条件を設定することを推奨します。

総称サービス名を使用してパケットフィルタリング条件を設定する場合、以下の点に注意してください。


下へ11.2.1 暗号通信条件設定
下へ11.2.2 ユーザ認証条件設定

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