ファイアウォール機能 インストールガイド
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第9章 インストール後の設定

9.2 ロギング機能の設定(Linux版)

ここでは、ロギング機能の環境定義ファイルについて説明します。
ロギング機能の環境設定は、ファイアウォール(サーバ本体)のファイル編集で行います。

【ファイルの格納先】

製品インストールディレクトリ/FJSVfwip/etc/FWBase.conf

【記述例】

###
### FWBase.conf(6.0)
###

[LOG]
Directory="/var/opt/FJSVfwip/log"
FileSize="64,10240"
ConOverflow="remove"

【記述形式】

変数="value"

変数=“value"の記述中の空白/タブは認められません。行の先頭に" # "のある行はコメント行として処理されます。

【パラメタの説明】

パラメタ

説明

Directory

ロギングファイルを格納するディレクトリ名を192文字以内で設定します。
デフォルトは、/var/opt/FJSVfwip/log です。

FileSize

「ログファイルサイズ」と「利用可能なディスク容量」をコンマ(,)区切りで設定します。

【ログファイルサイズ】
一つのログファイルの容量を指定します。
ログファイルは、ここで指定した容量に超過する時点で、新たなログファイルが生成されます。
生成可能なログファイルの個数は、下記利用可能なディスク容量の範囲内に制限されます。
指定可能なサイズは、64Mバイトから1024Mバイトの範囲内です。
デフォルト値は「64」Mバイトです。

【利用可能なディスク容量】
ログファイルを格納する最大ディスク容量を設定します。ここで指定した容量を越えた場合の動作は、「ConOverflow」で設定します。
管理者は、あらかじめ、ここで指定するだけの空きディスク容量が存在することを確認してください。
指定可能な容量は、128Mバイトから102400Mバイトの範囲内です。
デフォルト値は「1024」Mバイトです。

ConOverflow

ログファイルへの書き込み時に、ディスク容量不足が発生した場合の処理を設定します。
・remove(古いログを削除)
・stop(切り捨て)
デフォルト値は「remove」です。


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