ポリシー・フレームワーク コンソールガイド |
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第4章 ポリシー情報を作成するための準備 | > 4.5 ポリシーで管理する機器を作成する |
ネットワーク・サーバを二重化(ホット・スタンバイ構成)する場合、クラスタとして仮想ネットワーク・サーバを作成します。
ネーム・スペースから、ネットワーク・サーバを作成する「ポリシー」オブジェクトをクリックします。「編集」メニューから「新規作成」、「クラスタウィザード」を選択します。
■「名前と動作モードの設定」画面
名前
クラスタの名前を入力します。ここで入力した内容がネーム・スペースに反映されます。
注釈
必要に応じて、クラスタの注釈を入力します。
動作モード
動作モードを“ブリッジ”、“ルータ”および“ブリッジ+ルータ”から選択し、ラジオボタンをチェックします。
■「代表IPアドレスの設定」画面
代表IPアドレス
二重化(ホットスタンバイ構成)された仮想ネットワーク・サーバであるクラスタに割り当てる代表IPアドレスおよびサブネットマスクのアドレス・プレフィックスを1〜30の範囲で入力します。
代表IPアドレスは、プライマリおよびセカンダリのネットワーク・サーバに設定するIPアドレスではなく、第3の両ネットワーク・サーバを代表する仮想的なIPアドレスを設定します。
動作モードで“ルータ”または“ブリッジ・ルータ”を選択すると、2つ分の設定が必要となります。
■「アドレスの設定」画面
最大速度
アダプタ(ネットワーク・インタフェース)の最大転送速度を指定します。
プライマリ
プライマリ(運用側)で使用するネットワーク・サーバのIPアドレスを入力します。IPアドレスは、代表IPアドレスと同じサブネットのアドレスを入力する必要があります。
セカンダリ
セカンダリ(待機側)で使用するネットワーク・サーバのIPアドレスを入力します。IPアドレスは、代表IPアドレスと同じサブネットのアドレスを入力する必要があります。
動作モードが“ルータ”または“ブリッジ+ルータ”の場合、ウィザードで作成されるアダプタ(ネットワーク・インタフェース)数は2つ固定となります。また、内側アダプタとして設定したIPアドレスが管理用のIPアドレスとなります。
それ以上のアダプタ(ネットワーク・インタフェース)を作成する場合は、ウィザードで2つ分作成したあと、不足分は手動でアダプタ(ネットワーク・インタフェース)を作成してください。
クラスタ(二重化)はウィザードを使用しないで、手動で作成することもできます。“4.5.5 クラスタ(ネットワーク・サーバ)の作成(手動による方法)”を参照してください。
クラスタウィザードでは、IPアドレスはIPv4アドレスのみ設定可能です。
本製品でサポートしているルーティング・プロトコルは RIP version 1です。以下のような環境で使用した場合、経路情報を正常に認識できません。その場合、静的ルーティングをご使用ください。
近隣のルータでバージョンの異なるルーティング・プロトコルを使用している。
分割したネットワーク(サブネット)を異なるネットワークを経由して接続している。
ネットワークを可変長サブネットマスク(VLSM)で分割を行っている。
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