PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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付録B リファレンスマニュアル> B.2 GFS 共用ファイルシステム独自管理コマンド

B.2.10 sfcstat(8) GFS 共用ファイルシステムの統計情報の報告

◆形式

sfcstat [-abcdefghijklmnopqrstA] [interval [count]] [mount_point...]

 

◆機能説明

sfcstat は GFS 共用ファイルシステムの統計情を表示します。

sfcstat は引数なしで使用された場合、ファイルシステムがマウントされてからの統計情報を報告し、それ以後は直前の報告から今回までの間の報告をします。

interval が指定された場合、interval 秒間隔で統計情報を報告します。

count が指定された場合は、count 回反復して報告します。

mount_point が指定された場合は、指定されたファイルシステムに関する情報を報告します。

 

◆オプション

以下のオプションが指定できます。

-A

すべての情報を報告します。

-a

AC によるファイルの読み出しおよび書き込みに関して、以下の目的で通信を行った回数を報告します。

-b

AC によるメタ管理の buf の獲得回数、buf の動的な獲得回数、buf 獲得要求中にスリープした回数を報告します。

-c

MDS によるメタ管理の buf の獲得回数、buf の動的な獲得回数、buf 獲得要求中にスリープした回数を報告します。

-d

AC によるダイレクトI/O に関する情報を報告します。

-e

MDS によるトークン回に関する情報を報告します。

-f

AC による VFS 操作に関して、以下の目的で通信を行った回数を報告します。

-g

MDS が AC からトークンを要求された回数を報告します(トークンの種類別)。

-h

MDS によるメタデーモンに関して、メタデーモンの起動回数、メタデーモンで I/O 待ちの buf の数、ディスクフルによる起動回数、メタキャッシュフルによる起動回数を報告します。

-i

AC による実読み出し I/O 回数、実書き込み I/O 回数、実読み出し I/O ブロック数、実書き込み I/O ブロック数を報告します。

-j

MDS によるログデーモンに関する情報を報告します。

-k

MDS による空きエクステン操作に関して、検索要求回数、獲得回数、獲得ブロック数、獲得失敗ブロック数、解放回数、解放ブロック数、解放ブロックが連結できた回数、空きエクステント管理の分割発生回数、空きエクステント管理の結合発生回数を報告します。

-l

AC によるファイル/レコードロック操作に関して、以下の目的で通信を行った回数を報告します。

-m

MDS によるメタキャッシュの種別ごとのアクセス回数、キャッシュヒット回数、更新回数、およびメタ種別ごとの読み出し回数、書き込み回数、書き込み時間、平均時間を報告します(時間の単位は、ミリ秒)。

-n

AC による RNODE 操作に関して、以下の目的で通信を行った回数を報告します。

-o

AC による VNODE 操作に関する情報を報告します。

-p

MDS が AC から要求されたファイル操作に関する情報を報告します。

-q

MDS による割当エクステント操作に関して、検索要求回数、獲得回数、獲得ブロック数、獲得失敗ブロック数、解放回数、解放ブロック数、解放ブロックが連結できた回数、空きエクステント管理の分割発生回数、空きエクステント管理の結合発生回数を報告します。

-r

AC が MDS に要求したファイル操作に関する情報を報告します。

-s

MDS によるエクステント予約に関して、予約要求回数、予約要求エクステント数、予約要求ブロック数、連続指定予約要求回数、予約失敗エクステント数を報告します。

-t

MDS が AC から返却されたトークンに関する情報を報告します。

オプション省略時には、すべての情報を報告します。

 

◆オペランド

以下のオペランドが指定できます。

mount_point

マウントされているパス名を指定します。

 

◆使用例


# sfcstat 5 /mnt


 

◆関連項目

オンラインマニュアルの sar(1).

 


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