PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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A.2.2.2 MDS(sfcfsmgデーモン)
ERROR: sfcfs_mds:1001: MDS is failed.
[説明]
MDS のリカバリマウントに失敗しました。
[対処]
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ERROR: sfcfs_mds:1002: primary MDS is terminated.
[説明]
プライマリMDS が異常終了しました。
[対処]
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ERROR: sfcfs_mds:1003: secondary MDS is terminated.
[説明]
セカンダリMDS が異常終了しました。
[対処]
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ERROR: sfcfs_mds:1004: can't execute primary MDS
[説明]
プライマリMDS の起動に失敗しました。
[対処]
以下の点をご確認ください。
- メモリが不足していないか。
- /proc/meminfoのMemFreeとSwapFreeを確認してください。
- ネットワークの状態が正常であるか。
- DNSサーバが正常に動作しているか確認してください。
- LANの接続は正常であるか確認してください。
- ネットワークインタフェースカードが動作しているかifconfigコマンドで確認してください。
- ネットワークの設定が正常であるか。
- /etc/hostsにファイルシステムを共有するノードの記述があるか確認してください。
- /etc/resolv.confにDNSサーバのIPアドレスが記述されているか確認してください。
- /etc/host.confが正しく設定されているか確認してください。
- GFSで利用するポートのアクセスを拒否しないようにファイアウォールが設定されているか確認してください。
- GDSのボリュームの状態が正常であるか。
- sdxinfoコマンドでGDSのボリュームが正常な状態か確認してください。詳しくはGDSのマニュアルを参照してください。
- ディスクが故障していないか。
- GDSのドライバ、もしくはディスクドライバのエラーメッセージが/var/log/messagesに出力されていないか確認してください。エラーメッセージが出力されている場合には、メッセージに対応した対処を行ってください。詳しくはGDSか接続しているディスク装置のマニュアルを参照してください。
- ファイルシステム構成情報の状態が正常であるか。
- 下のコマンドを実行し、sfcinfo(8)コマンド、sfcrscinfo(8)コマンドが表示する共用ノードのホスト名、および、sfcgetconf(8)コマンドによって得られたsfcadm(8)コマンド実行行の-mオプションに指定されているホスト名が同じであることを確認してください。
- sfcinfo -n <当該ファイルシステムの代表パーティション>
- sfcrscinfo -m <当該ファイルシステムの代表パーティション>
- sfcgetconf -d <当該ファイルシステムの代表パーティション> <情報格納ファイル名>
同じでない場合は、sfcgetconf(8)コマンドによって得られたsfcadm(8)コマンド実行行の-mオプションを-uオプションに変更したコマンド行を実行してください。
上記で解決しない場合は、pclsnapで調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfcinfo(8),sfcrscinfo(8),sfcgetconf(8)の詳細については、本書の"sfcinfo(8)", "sfcrscinfo(8)","sfcgetconf(8)"を参照してください。また、sfcgetconf(8)で得られるsfcadm(8)コマンド実行行の詳細については、本書の"管理パーティション情報のバックアップ、およびリストア手順"を参照してください。
ERROR: sfcfs_mds:1005: can't execute secondary MDS
[説明]
セカンダリMDS の起動に失敗しました。
[対処]
以下の点をご確認ください。
- メモリが不足していないか。
- /proc/meminfoのMemFreeとSwapFreeを確認してください。
- ネットワークの状態が正常であるか。
- DNSサーバが正常に動作しているか確認してください。
- LANの接続は正常であるか確認してください。
- ネットワークインタフェースカードが動作しているかifconfigコマンドで確認してください。
- ネットワークの設定が正常であるか。
- /etc/hostsにファイルシステムを共有するノードの記述があるか確認してください。
- /etc/resolv.confにDNSサーバのIPアドレスが記述されているか確認してください。
- /etc/host.confが正しく設定されているか確認してください。
- GFSで利用するポートのアクセスを拒否しないようにファイアウォールが設定されているか確認してください。
- GDSのボリュームの状態が正常であるか。
- sdxinfoコマンドでGDSのボリュームが正常な状態か確認してください。詳しくはGDSのマニュアルを参照してください。
- ディスクが故障していないか。
- GDSのドライバ、もしくはディスクドライバのエラーメッセージが/var/log/messagesに出力されていないか確認してください。エラーメッセージが出力されている場合には、メッセージに対応した対処を行ってください。詳しくはGDSか接続しているディスク装置のマニュアルを参照してください。
- ファイルシステム構成情報の状態が正常であるか。
- 下のコマンドを実行し、sfcinfo(8)コマンド、sfcrscinfo(8)コマンドが表示する共用ノードのホスト名、および、sfcgetconf(8)コマンドによって得られたsfcadm(8)コマンド実行行の-mオプションに指定されているホスト名が同じであることを確認してください。
- sfcinfo -n <当該ファイルシステムの代表パーティション>
- sfcrscinfo -m <当該ファイルシステムの代表パーティション>
- sfcgetconf -d <当該ファイルシステムの代表パーティション> <情報格納ファイル名>
同じでない場合は、sfcgetconf(8)コマンドによって得られたsfcadm(8)コマンド実行行の-mオプションを-uオプションに変更したコマンド行を実行してください。
上記で解決しない場合は、pclsnapで調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfcinfo(8),sfcrscinfo(8),sfcgetconf(8)の詳細については、本書の"sfcinfo(8)", "sfcrscinfo(8)","sfcgetconf(8)"を参照してください。また、sfcgetconf(8)で得られるsfcadm(8)コマンド実行行の詳細については、本書の"管理パーティション情報のバックアップ、およびリストア手順"を参照してください。
ERROR: sfcfs_mds:1006: can't execute MDS
[説明]
MDS の起動に失敗しました。
[対処]
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ERROR: sfcfs_mds:1007: MDS terminated because logreplay failed errcode= errcode
[説明]
ファイルシステムのMDS によるログリプレイが失敗しました。
[対処]
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ERROR: sfcfs_mds:1008: fsid: Filesystem status is FSBAD, so MDS can not run. fs_clean = fs_clean
[説明]
MDSがファイルシステムの異常を検出したため起動に失敗しました。
[対処]
該当ファイルシステムを全ノードでアンマウントし、sfcfsck(8) を -o nolog 指定で実行してください。
ERROR: sfcfs_mds:1009: fsid: MDS terminated abnormally because I/O error occurred continuously on meta-data area of the disk.
[説明]
メタデータ領域に対してI/Oエラーが継続的に発生したためMDSが異常終了しました。
[対処]
運用を再開するには、最初にフルチェックのsfcfsck(8) の実行してください。
その後、ファイルシステムをバックアップして、ディスク交換などによりハードウェアの不良原因を取り除き、バックアップしたデータをリストアすることでファイルシステムの復旧を実施してください。
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