PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第5章 管理パーティション

5.4 管理パーティション設定、およびファイルシステム監視機構起動手順

以下の節では管理パーティションの初期化、ノード情報の追加、削除、ファイルシステム監視機構の起動、停止の方法について説明します。

[図 管理パーティションの設定からファイルシステム監視機構の起動の流れ]

◆1.管理パーティションの初期化

管理パーティションの初期化処理は、sfcsetup(8) を使用します。

以下では、管理パーティションの初期化手順について説明します。

sfcsetup(8) の詳細については、本書の“sfcsetup(8)”を参照してください。

管理パーティションの初期化を行うにはクラスタシステム内でのファイルシステム監視機構の運用を停止している必要があります。

管理パーティションには GDSで作成した共用クラスのボリュームを指定してください。また、40メガバイト以上のサイズが必要になります。

(例)


# sfcsetup -c /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control


既に管理パーティションとして初期化されているパーティションを再び初期化したい場合は、以下のように -f オプションを追加してコマンドを実行してください。

(例)


# sfcsetup -c -f /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control


◆2.ノード情報の登録

管理パーティションへノード情報を登録する場合は、sfcsetup(8) を使用します。

以下では、管理パーティションにノード情報を登録する例を説明します。

ファイルシステム監視機構を運用する予定の全てのノードで、ノード情報の登録を行ってください。

(例)


# sfcsetup -a /dev/sfdsk/gfs/rdsk/control



# sfcsetup -p

/dev/sfdsk/gfs/rdsk/control



# sfcsetup

HOSTID      CIPNAME     MP_PATH

80000000    sunnyRMS     yes

80000001    moonyRMS     yes


◆3.ノード削除

管理パーティションからのノード情報削除処理は、sfcsetup(8) を使用します。

以下では、管理パーティションからノード情報を削除する手順を説明します。

管理パーティションからノード情報を削除するためには、クラスタシステム全体のファイルシステム監視機構の運用を停止している必要があります。

削除対象のノード上で、以下のようにコマンドを実行してください。

(例)


# sfcsetup -d


◆4.ファイルシステム監視機構の運用開始

ファイルシステム監視機構の運用を開始するには、sfcfrmstart(8) を使用します。

sfcfrmstart(8) の詳細については、本書の“sfcfrmstart(8)”を参照してください。

ファイルシステム監視機構の運用を開始するには、ノードの情報を管理パーティションに登録しておく必要があります。

ファイルシステム監視機構の運用を開始したいノード上で以下のようにコマンドを実行してください。

(例)


# sfcfrmstart


◆5.ファイルシステム監視機構の運用停止

ファイルシステム監視機構の運用を停止するには、sfcfrmstop(8) を使用します。

sfcfrmstop(8) の詳細については、本書の“sfcfrmstop(8)”を参照してください。

ファイルシステム監視機構の運用を停止したいノード上で以下のようにコマンドを実行してください。

(例)


# sfcfrmstop



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