PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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第4章 ファイルシステム設計 | > 4.2 システム設計 |
GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルシステムのメタデータ情報の取得、一貫性維持のための MDS
への通信を LAN 経由で行っています。
以下の観点において、LAN 経路の設定を行ってください。
GFS 共用ファイルシステムでは、LAN の負荷が大きくならないように設計しています。しかし、運用によっては高負荷になることがあります。また、他の処理により LAN の負荷が高い場合、GFS 共用ファイルシステムへのアクセス処理のレスポンス時間が増大することがあります。LAN の負荷状況は netstat(8) で調べることができます。
ファイルシステムへの負荷が大きい場合、レスポンス時間への重要度が高い場合、以下の構成をとることをお勧めします。
また、GFS 共用ファイルシステムでは、MDS と他ノードの AC
間の通信ができなくなった場合、該当ノードでファイルシステムの閉塞処理を行います。これは、AC 側でファイルシステム処理の継続ができなくなったと判断することにより行われます。通信経路の故障を回避するために、GLS を利用し、複数の LAN 経路を論理的な 1 経路とすることで通信経路を多重化することをお勧めします。
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