PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版) |
目次
索引
![]() ![]() |
第4章 ファイルシステム設計 | > 4.2 システム設計 |
GFS 共用ファイルシステムでは、1 つのファイルシステムを最大 4 ノードまで同時共用できます。そして、ファイルシステムのメタデータ
を管理する MDS
が動作するノードがダウンしても、ファイルシステムとしての処理が継続可能です。このように運用を行うためには、MDS が動作可能なノードを 2 つ以上選択し、MDSノード
として設定します。MDS ノードのうち、通常プライマリ MDS を動作させるノードをプライマリ MDS ノード、通常セカンダリ MDS を動作させるノードはセカンダリ MDS ノード、それ以外のノードを待機MDSノード
とします。
MDS ノードの設定による影響についての詳細については、本書の“MDS ダウンリカバリ”を参照してください。
本書の“ファイルシステムオペレーションとシステム負荷の影響”で説明したように、以下のことを考慮する必要があります。
また、GFS 共用ファイルシステムにアクセスするノードを起動する場合には、そのノードが MDS ノードとして設定しているか、またはプライマリ MDS ノード、セカンダリ MDS ノード、待機 MDS ノードのうち 1 つ以上のノードを同時に起動、または先行して起動している必要があります。MDS ノードに設定しているノードをすべて停止する場合には、該当ファイルシステムにアクセスするすべてのノードが停止している必要があります。
ファイルシステムを共用するすべてのノードを、プライマリMDSノード、セカンダリ MDSノード、待機MDSノードのいずれかに設定することによって,他のノードの状態によらずにノードを起動、停止することが可能になります。また、運用中にプライマリ MDS ノード、セカンダリ MDS ノードが停止した場合にも、待機 MDS ノードに設定したノードだけでファイルシステムを継続して利用できます。この場合、プライマリ MDS、セカンダリ MDS は待機 MDSノード上で起動します。
待機 MDS ノードでプライマリ、またはセカンダリ MDS が起動される場合、プライマリ MDS、セカンダリ MDS の起動の待ち合わせを行うため、起動に時間がかかる場合があります。
目次
索引
![]() ![]() |