PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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付録E GDSのメッセージ |
ドライバのメッセージは、syslogインタフェースを通じて、ログファイルやコンソールに対して出力されます。
メッセージ中の斜体字は、変数を表しており、実際に出力される内容は状況によって異なります。メッセージの説明で使用される変数の意味と形式について示します。
変数名 |
意味 |
---|---|
v_devno |
ボリュームのデバイス番号(16進数) |
v_maj |
ボリュームのメジャ番号(10進数) |
v_min |
ボリュームのマイナ番号(10進数) |
p_devno |
物理スライスのデバイス番号(16進数) |
p_maj |
物理スライスのメジャ番号(10進数) |
p_min |
物理スライスのマイナ番号(10進数) |
pdevtree |
物理ディスクのデバイスツリーパス名 |
pdevinst |
物理ディスクのインスタンス名 |
blknodk |
I/O要求されたディスク内ブロック番号(10進数) |
blknosl |
I/O要求されたスライス内ブロック番号(10進数) |
length |
I/O転送要求されたブロックサイズ(単位はバイト、10進数) |
resid |
転送されなかったブロックサイズ(単位はバイト、10進数) |
errno |
システムコールのエラー番号(10進数) |
oflag |
オープンフラグ(16進数) |
second |
経過時間(単位は秒、10進数) |
lbolt |
システムブート後の経過時間(単位はtick、16進数) |
details |
詳細情報 |
以下に、重要度の高いものから順に、ドライバが出力するメッセージを示します。重要度には、以下の3種類があります。
重要度 |
意味 |
facility.level |
---|---|---|
PANIC(パニック) |
システムを停止させる事象を検出した場合に出力されるメッセージです。 |
kern.notice |
WARNING(警告) |
必ずしもエラー発生には到らないが、何らかの異常事象が検出された場合に出力されるメッセージです。 |
kern.warning |
NOTICE(通知) |
ドライバの動作記録などの目的で、出力されるメッセージです。 |
kern.notice |
facility.level は、GDSのドライバがsyslogd(1M)に渡すメッセージのプライオリティです。メッセージの出力先はsyslogd(1M)の構成ファイル/etc/syslog.confに定義されており、/etc/syslog.confの定義を変更することにより、メッセージの出力先を変更することができます。詳細については、syslog.conf(4)のマニュアルページを参照してください。
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