PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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付録A 留意事項 | > A.2 注意事項 |
アプリケーションがボリュームにアクセスしている最中にスナップショットを作成すると、ボリュームに中途半端なデータが書き込まれた時点でのスナップショットとなる場合があり、スナップショットデータの整合性が保証できません。
一般的に、正しくデータの整合性のとれたスナップショットを作成するためには、ボリュームにアクセスしているアプリケーションを事前に停止しておく必要があります。スナップショットの作成が完了した後、アプリケーションを再度動作させてください。
たとえば、(マスタ)ボリュームをGFSやufsといったファイルシステムとして利用している場合であれば、スナップショットを作成する前後に、umount(1M)コマンドによってマウントを解除して、mount(1M)コマンドによって再度マウントしなおすことによって、確実にスナップショットデータの整合性を確保することができます。
アプリケーションを停止することなく、スナップショットを作成するためには、データを管理しているファイルシステムやデータベースシステムといったソフトウェア固有の方法で、整合性を確保する必要があります。
例として、「プロキシボリュームを使用したオンラインバックアップと瞬間リストア」を参照してください。
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