PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第6章 バックアップとリストア | > 6.3 ローカルディスクおよび共用ディスクのバックアップとリストア |
1) 業務の停止
1a) クラスタアプリケーションで使用している共用ボリュームの場合
クラスタアプリケーションを停止します。
1b) クラスタアプリケーションで使用していないボリュームの場合
1b-1) ボリュームを使用している業務を停止します。
1b-2) ボリュームをファイルシステムとして使用している場合は、ファイルシステムをアンマウントします。ここでは、マウントポイントが/mnt1である場合の例を示します。
# cd / |
2) リストア
ボリュームのデータをリストアします。ここでは、テープ装置/dev/rmt/0のテープ媒体からリストアする例を示します。
リストア方法の詳細については、リストアするファイルシステムや使用する各コマンドのマニュアルを参照してください。
dd(1M)コマンドを使用してrawデバイスのデータをリストアする場合
# dd if=/dev/rmt/0 of=/dev/sfdsk/Class1/rdsk/Volume1 bs=32768 |
ufsrestore(1M)コマンドを使用してufsファイルシステムをリストアする場合
# newfs /dev/sfdsk/Class1/rdsk/Volume1 |
sfxrestore(1M)コマンドを使用してGFSローカルファイルシステムをリストアする場合
# sfxnewfs /dev/sfdsk/Class1/rdsk/Volume1 |
3) ボリュームをGFSローカルファイルシステムとして使用している場合は、リストアを行っていないノードのGFSローカルファイルシステムのノード構成情報を追加します。
3-1) リストアを行ったノードでボリュームを停止します。
# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1 |
3-2) リストアを行っていないノードでボリュームを起動します。
# sdxvolume -N -c Class1 -v Volume1 |
3-3) リストアを行っていないノードでGFSローカルファイルシステムのノード構成情報を追加します。
# sfxnode /dev/sfdsk/Class1/rdsk/Volume1 |
3-4) リストアを行っていないノードでボリュームを停止します。
# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1 |
4) 業務の再開
4a) クラスタアプリケーションで使用している共用ボリュームの場合
クラスタアプリケーションを実行します。
4b) クラスタアプリケーションで使用していないボリュームの場合
4b-1) ボリュームをファイルシステムとして使用している場合は、ファイルシステムをマウントします。ここでは、マウントポイントが/mnt1である場合の例を示します。
ufsファイルシステムの場合
# mount -F ufs /dev/sfdsk/Class1/dsk/Volume1 /mnt1 |
GFSローカルファイルシステムの場合
# mount -F sfxfs /dev/sfdsk/Class1/dsk/Volume1 /mnt1 |
4b-2) 業務を再開します。
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