PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
目次
![]() ![]() |
第5章 操作 | > 5.2 設定 | > 5.2.3 設定メニューからの操作 |
クラスを新規に作成する手順を説明します。
[設定]:[クラス構成設定]を選択し、クラス構成設定画面を表示します。
クラス名の選択
[クラス名]リスト選択で「新規」を選択します。
物理ディスクの選択
クラスを構成する物理ディスクを[物理ディスク]フィールドより選択します。
物理ディスクの選択は、複数同時選択が可能です。
物理ディスクを選択することにより、<追加>ボタンが活性化され、選択が可能になります。
クラスの作成
<追加>ボタンをクリックすると、以下のメッセージ画面が表示されます。
処理を続行する場合は、<はい>を、中止する場合は<いいえ>をクリックします。
<はい>をクリックすると、クラス属性定義画面が表示されます。
クラス属性定義画面の「クラス名」には、自動で生成したクラス名が初期値として表示されます。初期値を変更する必要があれば、「クラス名」を変更し、<完了>ボタンをクリックします。
「タイプ」は「Shared」となり、「スコープ」は、クラスに対して共有可能な接続ノードを表示します。変更する必要がない場合は、<完了>ボタンをクリックします。
クラス名の入力
クラス名はデバイスのパス名に使用されます。
/dev/sfdsk/クラス名/[r]dsk/ボリューム名
ボリュームが作成された場合、クラス名の変更はできませんので、クラス名の入力は慎重に行ってください。
クラスタシステムでのlocalタイプのクラス作成
クラスタシステムでlocalタイプのクラスを作成する場合、クラス名には、各ノードで異なる名前を設定する必要があります。
クラス名の命名規約については、「オブジェクト名」を参照してください。
この操作により、クラス名が決定します。
シングルノードの場合、「タイプ」は「local」固定になり、変更はできません。
クラス属性定義画面で<中止>ボタンがクリックされた場合には、物理ディスクの登録操作自体がキャンセルされます。
ディスク属性の設定
[クラス構成ディスク]フィールドの「ディスク名」欄を選択すると、ディスクの属性を設定できます。ここでは、「ディスク名の変更」、「ディスクタイプの変更」が設定可能です。
ディスク名の変更
[クラス構成ディスク]フィールドの「ディスク名」欄をダブルクリックして、直接変更します。
ディスクタイプの変更
[クラス構成ディスク]フィールドの「ディスクタイプ」欄を表示させ、リストから変更したいディスクタイプをクリックします。
スペアディスクとする場合には「spare」を、シングルディスクとする場合には「single」を選択します。初期値は「undef」です。
クラス作成の完了
すべてのクラス作成が終了したら、<完了>ボタンをクリックしてクラス構成設定画面を閉じます。
クラスタシステムでのクラス
クラスを作成するとクラスのリソースが追加され、クラスを削除するとリソースが削除されます。
クラスのリソースを削除する場合は、PRIMECLUSTERのcldelrsc(1M)コマンドなどを使用せず、クラスの削除を行ってください。
クラスのリソースを使用するクラスタアプリケーションの設定は、ボリューム構成まで完了した後に行ってください。
クラスタシステムで共用タイプのクラスを作成する方法については、「クラスタシステムのクラス構成」を参照してください。
目次
![]() ![]() |