Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
目次 索引 前ページ次ページ

第5部 リファレンス> 第15章 定義ファイルの形式> 15.2 利用状況分析機能のファイル> 15.2.6 CSV形式ログファイル

15.2.6.1 CSV形式ログファイルの形式

CSV形式ログファイルの形式について説明します。

CSV形式ログファイルは、WebサーバやProxyサーバのログ用のものであり、その他に、レスポンス状況分析用のCSV形式拡張ログファイルがあります。

格納先とファイル

CSV形式ログファイルは、以下のディレクトリに作成されます。

image

※ < >はディレクトリです。

(*1) サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前で作成されます。

(*2) CSV形式ログファイル名の変数(yyyymmdd_nnn)は以下のとおりです。年月日は、利用状況DBの切り替え(作成)が行われた時点の日付になります。

yyyy

西暦年(1980〜)

mm

月(01〜12)

dd

日(01〜31)

nnn

通番(001〜999)

レスポンス状況の分析を行う場合には、上記のサーバディレクトリ配下に、レスポンス状況分析用のCSV形式拡張ログファイルが以下のファイル名で作成されます。CSV形式拡張ログファイル名の変数(yyyymmdd_nnn)は、CSV形式ログファイルの変数と同じです。

eyyyymmdd_nnn.csv

また、CSV形式ログファイルを被管理サーバから管理サーバに転送する際のCSV形式ファイルへのアクセスを効率化するために、インデックスファイルがサーバディレクトリ配下に以下のファイル名で作成されます。このインデックスファイルは、利用状況DB登録エンジン用の特殊ファイルですので、使用しないでください。

dbyyyymmdd.index

eyyyymmdd.index

■ファイルの形

CSV形式ログファイルおよびCSV形式拡張ログファイルは、テキストファイルです。テキストの文字コードは、各プラットフォームによって異なります。

image

文字コード

シフトJIS

image image

文字コード

日本語EUC

ファイル中にはデータがカンマ「,」で区切られて出力されています。 ファイル内は、以下の行で構成されています。

タイトル行

データ行

データ行

データ行

各行の説明を以下に記述します。

各行

説明

タイトル行

1行目だけタイトル行として、各フィールドのフィールド名(項目名)が出力されます。各フィールドはカンマ(,)で区切られます。

データ行

2行目以降には、データ行が複数出力されます。1つのデータ行には、Webサーバのログの有効なレコードが1つ出力されます。データの順番は、日付・時刻の昇順(古い順)です。

各フィールドはカンマ(,)で区切られます。

なお、該当データがないフィールドはハイフン(-)が出力されます。

■各行の形式

タイトル行やデータ行の詳細は、下表のとおりです。表中、1行目は文書の都合上、数行にまたがって記述されている場合がありますが、実際の出力は1行になります。

◆CSV形式ログファイルの場合

ファイル出力形式

タイトル行

(1行目)

server,s-date,s-time,c-host,c-ip,s-method,s-protocol,s-host,s-ip,s-path,s-status,r-status,s-byte,r-byte,l-url,c-agent,s-elaps,c-cookie-id,c-user

データ行

(2行目以降)

"server","yyyy/mm/dd","hh:mm:ss","c-host","c-ip","s-method","s-protocol","s-host","s-ip","s-path","s-status","r-status","s-byte","r-byte","l-url","c-agent","s-elaps","c-cookie-id","c-user"

◆CSV形式拡張ログファイルの場合

ファイル出力形式

タイトル行

(1行目)

server,s-date,s-time,c-host,s-url,c-response

データ行

(2行目以降)

"server","yyyy/mm/dd","hh:mm:ss","c-host","c-ip","s-url","c-response"

データ行(2行目以降)のフィールドの説明

◆CSV形式ログファイルの場合

フィールド

意味

"server"

Webサーバ名

"yyyy/mm/dd"

サーバがリクエストの処理を完了した日付

image

"hh:mm:ss"

サーバがリクエストの処理を完了した時刻

image

"c-host"

クライアントのホスト名

"c-ip"

クライアントのIPアドレス

"s-method"

クライアントがサーバへリクエストしたメソッド

"s-protocol"

クライアントがサーバへリクエストしたプロトコル

"s-host"

クライアントがサーバへリクエストしたホスト名

"s-ip"

クライアントがサーバへリクエストしたホストのIPアドレス

"s-path"

クライアントがサーバへリクエストしたファイルパス

"s-status"

サーバがクライアントへ送信したステータスコード

"r-status"

リモートサーバがサーバへ送信したステータスコード

"s-byte"

サーバがクライアントへ送信したバイト数

"r-byte"

リモートサーバがサーバへ送信したバイト数

"l-url"

リンク元URL

"c-agent"

クライアントがサーバへ送信したUser-Agentリクエストヘッダの内容

"s-elaps"

サーバがリクエストの処理に要した時間(ミリ秒)

"c-cookie-id"

Cookieに定義されているアクセスID

"c-user"

クライアントの認証ユーザ名

◆CSV形式拡張ログファイルの場合

フィールド

意味

"server"

Webサーバ名

"yyyy/mm/dd"

サーバがリクエストの処理を完了した日付

image

"hh:mm:ss"

サーバがリクエストの処理を完了した時刻

image

"c-host"

クライアントのホスト名

"s-url"

クライアントがサーバへリクエストしたHTML文書へのパス

"c-response"

レスポンス時間。単位はミリ秒。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 & FUJITSU AUSTRALIA LIMITED 2003 - 2005