Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
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第4部 使用手引き> 第11章 Webサイトの利用状況を分析する> 11.1 利用状況DBエンジン> 11.1.2 利用状況DB参照エンジン

11.1.2.2 起動操作

分析画面で分析を実行するには、あらかじめ利用状況DB参照エンジンが起動されるように設定しておく必要があります。

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管理サーバ運用の場合、本操作を管理サーバのみ行い、被管理サーバでは行う必要はありません。

■サービスの開

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利用状況DB参照エンジンは、インストールマシン上のコントロールパネルのサービスダイアログで操作できるサービス(名前:"Systemwalker SQC for Web Server dbrefsv")で、利用状況DB参照ポートへの要求ごとに動作します。このサービスは、インストール時に登録されます。

分析を実行するには、以下の方法で、このサービスを開始しておく必要があります。

Administrator権限をもつアカウントでログインし、コントロールパネルのサービスダイアログでこのサービス(名前:"Systemwalker SQC for Web Server dbrefsv")の「開始」を実行します。

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利用状況DB参照エンジンは、インターネットサービスデーモン(inetd)から起動されるコマンド(dbrefコマンド)で、以下の設定を行った利用状況DB参照ポートへの要求ごとに動作します。

インターネットサービスデーモンの登録は、以下のサーバに設定を行います。

運用方法

対象サーバ

管理サーバ運用

マネージャ

被管理サーバ運用

エージェント

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利用状況DBが登録されているサーバに、インターネットサービスデーモンの登録を行います。

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インターネットサービスデーモンへの登録はインストール時に行われませんので、以下の手順で登録してください。

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以下の手順は、アクセス制限を行わない場合の設定方法です。

アクセス制限を行うアプリケーションによって設定方法が異なりますので、各アプリケーションのマニュアルなどを参照してください。

  1. ログイン

    スーパ・ユーザでログインします。

  2. /etc/servicesまたは/etc/inet/servicesファイルの編集

    エディタを使用して、/etc/servicesまたは/etc/inet/servicesファイルに利用状況DB登録ポートの定義を登録します。たとえば、2365の場合には、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref 2365/tcp


    image

    利用状況DB参照ポートの詳細については、「11.1.2.3 利用状況DB参照ポート番号」を参照してください。

  3. /etc/inetd.confまたは/etc/inet/inetd.confファイルの編集

    エディタを使用して、/etc/inetd.confまたは/etc/inet/inetd.confファイルを編集します。

    ネットワーク環境がインターネットの場合、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref stream tcp nowait nobody /opt/FJSVssqc/bin/dbref dbref -a

    ネットワーク環境がイントラネットの場合、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref stream tcp nowait nobody /opt/FJSVssqc/bin/dbref dbref

  4. 変更の反映

    psコマンドとgrepコマンドを使用してinetdのプロセスIDを調べ、その後killコマンドを使用して変更をinetdへ反映します。操作例は、以下のとおりです。

    # ps -A | grep inetd

    プロセスID *

    # kill -HUP プロセスID

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利用状況DB参照エンジンは、インターネットサービスデーモン(xinetdまたはinetd)から起動されるコマンド(dbrefコマンド)で、インストール時に設定した利用状況DB参照ポートへの要求ごとに動作します。

インターネットサービスデーモンへの登録はインストール時に実施されますが、何らかの原因により登録されていない場合は、以下の手順で登録します。

  1. ログイン

    スーパ・ユーザでログインします。

  2. /etc/servicesファイルの編集

    エディタを使用して、/etc/servicesファイルに利用状況DB登録ポートの定義を登録します。たとえば、2365の場合には、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref 2365/tcp

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    利用状況DB参照ポートの詳細については、「11.1.2.3 利用状況DB参照ポート番号」を参照してください。

  3. /etc/xinetd.d/dbrefファイルの作成

    エディタを使用して、/etc/xinetd.d配下にdbrefファイルを作成します。

    ネットワーク環境がインターネットの場合、dbrefファイルの内容は、以下のとおりです。xxx.xxx.xxx.xxxには自ホストのIPアドレスを設定します。

    # FJSVssqc

    service dbref

    {

    socket_type = stream

    wait = no

    user = nobody

    server = /opt/FJSVssqc/bin/dbref

    only_from = xxx.xxx.xxx.xxx 127.0.0.1

    }

    ネットワーク環境がイントラネットの場合は、dbrefファイルの内容は、以下のとおりです。

    # FJSVssqc

    service dbref

    {

    socket_type = stream

    wait = no

    user = nobody

    server = /opt/FJSVssqc/bin/dbref

    }

  4. 変更の反映

    killコマンドを使用して、変更をxinetdへ反映します。操作例は、以下のとおりです。

    # kill -USR2 `cat /var/run/xinetd.pid`

  1. ログイン

    スーパ・ユーザでログインします。

  2. /etc/servicesファイルの編集

    エディタを使用して、/etc/servicesファイルに利用状況DB登録ポートの定義を登録します。たとえば、2365の場合には、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref 2365/tcp

    image

    利用状況DB参照ポートの詳細については、「11.1.2.3 利用状況DB参照ポート番号」を参照してください。

  3. /etc/inetd.confファイルの編集

    エディタを使用して、/etc/inetd.confファイルを編集します。

    ネットワーク環境がインターネットの場合、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref stream tcp nowait nobody /usr/sbin/tcpd /opt/ FJSVssqc/bin/dbref

    ネットワーク環境がイントラネットの場合、以下の定義を追加します。

    # FJSVssqc

    dbref stream tcp nowait nobody /opt/ FJSVssqc/bin/dbref dbref

  4. /etc/hosts.allow、/etc/hosts.denyファイルの編集(ネットワーク環境がインターネットの場合)

    エディタを使用して、/etc/hosts.allowファイルを編集し、以下の定義をファイルの先頭に追加します。xxx.xxx.xxx.xxxには自ホストのIPアドレスを設定します。

    # FJSVssqc

    dbref : xxx.xxx.xxx.xxx 127.0.0.1

    エディタを使用して、/etc/hosts.denyファイルを編集し、以下の定義をファイルの先頭に追加します。xxx.xxx.xxx.xxxには自ホストのIPアドレスを設定します。

    # FJSVssqc

    dbref : ALL EXCEPT xxx.xxx.xxx.xxx 127.0.0.1

  5. 変更の反映

    killコマンドを使用して、変更をinetdへ反映します。操作例は、以下のとおりです。

    # kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`


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