Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
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第3部 使用手引> 第8章 レポート画面

8.3 レポート作成/登録画面の操作方法

レポート作成画面およびレポート登録画面の操作方法について説明します。

以下はレポート作成画面の例です。

image



項番

構成要素

説明

(1)

レポート名指定

レポートを識別するための名前情報を指定します。

(2)

レポートの種類指定

レポートの種類に関する指定を行います。

(3)

レポートの対象指定

レポートの対象に関する指定を行います。

(4)

時間に関する指定

レポートの時間に関する指定を行います。

(5)

操作ボタン

レポートの操作を行うボタンです。

(6)

コンテンツ表示域

各種指定項目を指定し、操作ボタンを押下することで、レポートのコンテンツが表示されます。

以降に各指定項目を説明します。

8.3.1 レポート名指定 

レポートを識別するための名前情報を指定します。

項目名

説明

登録レポート名

レポートを識別するための、表示名を指定します。

登録レポート名は、即時レポートの、作成タブでのレポート一覧表示、履歴参照タブでの、履歴一覧表示、および、定期レポートの、表示タブでの定期レポート一覧表示に使用されます。

登録レポート名には、半角英数字、記号および全角文字からなる36文字以内の文字列を設定できます。

ただし、以下の記号および機種依存文字は使用できません。

$ " ' [ ] < > / ? | ; : * \ & , . =

8.3.2 レポートの種類指定 

レポートの種類を指定します。

項目名

説明

分類

レポートする分類およびレポート種別を指定します。

レポート種別には、選択された分類に対応した選択肢が表示されます。

指定できる分類およびレポート種別に関しては「8.5 レポートの種類」を参照してください。

レポート種別

8.3.3 レポートの対象指定 

レポートの対象に指定する項目は、レポートの種類ごとに異なります。

以下に、種類ごとの指定項目について、タイプ別に説明します。

分類

レポート種別

タイプ

総点検

全て

システムグループ指定

カテゴリ別診断レポート

Webトランザクション リクエスト

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Webトランザクション トラフィック

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Webトランザクション エラー

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Windows CPU

システムグループおよびサーバ指定

Windows 物理ディスク

システムグループおよびサーバ指定

Windows メモリ

システムグループおよびサーバ指定

Windows プロセス

システムグループおよびサーバ指定

Windows CPU(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

Windows 物理ディスク(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

Windows メモリ(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

UNIX CPU

システムグループおよびサーバ指定

UNIX 物理ディスク

システムグループおよびサーバ指定

UNIX メモリ

システムグループおよびサーバ指定

UNIX プロセス

システムグループおよびサーバ指定

UNIX CPU(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

UNIX 物理ディスク(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

UNIX メモリ(等高線)

システムグループおよびサーバ指定

Interstage EJBアプリケーション

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Interstage CORBAアプリケーション

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Interstage トランザクションアプリケーション

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Interstage IJServer JVM

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Interstage IJServer JTA

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Interstage IJServer JDBC

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Symfoware 共用バッファ

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Symfoware ログ領域

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Symfoware ディスクI/O

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Oracle SGA

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Oracle PGA

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Oracle ディスクI/O

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Oracle リソース競合

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Centric Manager トラフィック

システムグループおよびサーバ指定

Centric Manager パケット

システムグループおよびサーバ指定

Operation Manager サブシステム

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Operation Manager キュー

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Operation Manager プロジェクト

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager ネットワークトラフィック

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager CPU負荷

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager コリジョン

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager CRCエラー

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager ドロップパケット

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager 送受信パケット

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager 破棄パケット

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager エラーパケット

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager IP稼働

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

NetworkManager RTT

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

TcpNetwork

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Storage CM CPU使用率

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Storage Disk使用率

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Storage スループット

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Storage IOPS

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

Workload

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

レスポンス推定(リクエスト変動)

レスポンス推定レポート専用

レスポンス推定(サーバ数変動)

レスポンス推定レポート専用

詳細レポート

時系列表示

詳細項目指定

相関表示

相関表示レポート専用

回帰分析表示

回帰分析表示レポート専用

等高線表示

詳細項目指定

システムグループ指定

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

システムグループおよびサーバ指定

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

サーバ

レポートの対照とするサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

システムグループ、サーバ、およびリソースID指定

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

サーバ

レポートの対照とするサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

リソースID

リソースIDへの指定内容は、レポート種別により異なります。以下で、レポート種別ごとの入力内容を説明します。

レポート種別毎のリソースIDへの指定内容を以下に示します。

レポート種別

リソースID

Webトランザクション リクエスト

分類によって以下の通り指定内容が変わります。

  • カテゴリ別診断レポートでは、サービス名を指定します。
  • 詳細レポートでは、サービス名、及び、URLをコロン( : )で繋げて指定します。

例)

imagine:/SSQC/console.html

image

サービス名のみを指定すると、そのサービス名のすべてのデータが対象となります。

image

URLに関しましては、「13.1.2 定義形式」のInclusionで設定したものに限ります。

Webトランザクション トラフィック

Webトランザクション エラー

Interstage EJBアプリケーション

EJBアプリケーション名を指定します。

EJBコンテナを性能監視する場合は、EJBコンテナ名を指定します。

Interstage CORBAアプリケーション

インプリメンテーションリポジトリIDを指定します。

Interstage トランザクションアプリケーション

オブジェクト名を指定します。

Interstage IJServer JVM

オブジェクト名を指定します。

Interstage IJServer JTA

Interstage IJServer JDBC

Symfoware 共用バッファ

RDBシステム名を指定します。

Symfoware ログ領域

Symfoware ディスクI/O

Oracle SGA

インスタンス名を指定します。

Oracle PGA

Oracle ディスクI/O

Oracle リソース競合

Operation Manager サブシステム

サブシステム名を指定します。

例)

subsystem00

Operation Manager キュー

サブシステム名、及び、キュー名をコロン( : )で繋げて指定します。

例)

subsystem00:queue1

Operation Manager プロジェクト

サブシステム名、及び、プロジェクト名をコロン( : )で繋げて指定します。

例)

subsystem00:project5

NetworkManager ネットワークトラフィック

ノード名およびホスト名をコロン( : )で繋げて指定します。

例)

node1:interface1

NetworkManager CPU負荷

ノード名を指定します。

NetworkManager コリジョン

ノード名およびホスト名をコロン( : )で繋げて指定します。

例)

node1:interface1

NetworkManager CRCエラー

NetworkManager ドロップパケット

NetworkManager 送受信パケット

NetworkManager 破棄パケット

NetworkManager エラーパケット

NetworkManager IP稼働

ノード名を指定します。

NetworkManager RTT

ノード名を指定します。

TcpNetwork

インターフェース名を指定します。

Storage CM CPU使用率

Storage IDおよびCM IDをコロン( : )で繋げて指定します。

例)

00GR730#######GR73E02U####IA000003######:0x30000

image

当文字列は、ドリルダウン機能で"Storage"配下の"CM"を選択することにより、リソースIDカラムに表示されます。

Storage Disk使用率

Storage IDおよびDisk IDをコロン( : )で繋げて指定します。

例)

00GR730#######GR73E02U####IA000003######:0x0

image

当文字列は、ドリルダウン機能で"Storage"配下の"Disk"を選択することにより、リソースIDカラムに表示されます。

Storage スループット

Storage IDおよびRAIDGroup IDをコロン( : )で繋げて指定します。

例)

00GR730#######GR73E02U####IA000003######:0x0

image

当文字列は、ドリルダウン機能で"Storage"配下の"RAIDGroup"を選択することにより、リソースIDカラムに表示されます。

Storage IOPS

Workload

資源モジュール名をコロン( : )で繋げて指定します。

例1)資源モジュール1つ指定する場合

module1:

例2)資源モジュールを複数指定する場合

module1:module2:

省略した場合は、全ての資源モジュールを対象にします。

レスポンス推定レポート専用

レスポンス推定レポートは、Webサーバ/Applicationサーバ/DBサーバの3階層構成のWebシステムにおいて、指定した変動値(リクエスト増加量/追加サーバ数)の場合に、各階層でレスポンスにどれだけ遅延が発生するかを推定するレポートです。

レスポンス推定レポートを行う場合、以下の環境を用意する必要があります。

以下に入力項目を示します。



項目

説明

システムグループ1

Webサーバ、Applicationサーバ、およびDBサーバの存在するシステムグループ名を指定します。

システムグループ1には、必ずWebトランザクション量の管理を行っているAgentが存在するシステムグループを指定します。

システムグループ2 および 3 は省略可能です。

image

ApplicationサーバおよびDBサーバで使用する性能情報はCPU情報です。かならずしも、Interstage Application ServerやSymfoware Serverなど、連携ミドルウェアの性能管理設定が行われている必要はありません。

システムグループ2

システムグループ3

サービス名

Webトランザクション量の管理のサービス名(リソースID)を指定します。省略した場合は、全てのサービスを抽出します。

変動値

リクエスト増加量

リクエスト増加量を現在から何倍かで指定します。

1.0(初期値)を指定すれば、現状の遅延時間がレポートされます。

追加サーバ数

各システムグループへの追加サーバの数を指定します。

0(初期値)を指定すれば、現状の遅延時間がレポートされます。

ビジネス時間

レポートの対象とするビジネス(業務)時間帯を指定します。

詳細項目指定

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

サーバ

レポートの対照とするサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

レコードID

レポートの対象とするレコードIDおよびフィールド名を指定します。

フィールド名には、選択されたレコードIDに応じた選択肢が表示されます。

指定できるレコードIDおよびフィールド名に関しては、「23.2 ドリルダウン/レポート情報」を参照してください。

フィールド名

リソースID

レポートの対象とするリソースIDを指定します。

省略した場合、全てのリソースIDを対象とします。

image

リソースIDは、指定した文字列で前方一致検索します。

例)

リソースIDが "AAA123" および "AAA456" の2件のデータが存在する場合、"AAA" を指定すると、その両方が対象になります。

表示順選択

データの表示順序を選択します。

上位10、または下位10から選択できます。

上位10が指定されると、フィールドの値を、上から10位まで、下位10が指定されると、下から10位までが表示されます。

なお、等高線表示では表示順選択の指定はできません。

相関表示レポート専用

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

相関データ1の指定

サーバ1

相関表示を行う一方のデータが存在するサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

レコードID1

相関表示を行う一方のレコードIDおよびフィールド名を指定します。

フィールド名には、選択されたレコードIDに応じた選択肢が表示されます。

指定できるレコードIDおよびフィールド名に関しては、「23.2 ドリルダウン/レポート情報」を参照してください。

フィールド名1

リソースID1

相関表示を行う一方のリソースIDを指定します。

省略した場合、全てのリソースIDを対象とします。

image

リソースIDは、指定した文字列で前方一致検索します。

例)

リソースIDが "AAA123" および "AAA456" の2件のデータが存在する場合、"AAA" を指定すると、その両方が対象になります。

相関データ2の指定

サーバ2

相関表示を行うもう一方のデータが存在するサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

レコードID2

相関表示を行うもう一方のレコードIDおよびフィールド名を指定します。

フィールド名には、選択されたレコードIDに応じた選択肢が表示されます。

フィールド名2

リソースID2

相関表示を行うもう一方のリソースIDを指定します。

省略した場合、全てのリソースIDを対象とします。

image

リソースIDは、指定した文字列で前方一致検索します。

回帰分析表示レポート専用

項目

説明

システムグループ

レポートの対象とするシステムグループを、プルダウンメニューより選択します。

サーバ

レポートの対照とするサーバを、プルダウンメニューより選択します。

サーバには、選択されたシステムグループに登録されたサーバの択肢が表示されます。

レコードID

レポートの対象とするレコードIDおよびフィールド名を指定します。

フィールド名には、選択されたレコードIDに応じた選択肢が表示されます。

指定できるレコードIDおよびフィールド名に関しては、「23.2 ドリルダウン/レポート情報」を参照してください。

フィールド名

リソースID

レポートの対象とするリソースIDを指定します。

省略した場合、全てのリソースIDを対象とします。

image

リソースIDは、指定した文字列で前方一致検索します。

例)

リソースIDが "AAA123" および "AAA456" の2件のデータが存在する場合、"AAA" を指定すると、その両方が対象になります。

8.3.4 時間に関する指定 

レポートの時間に関する指定は、即時レポートまたは定期レポートにより異なります。

以下で、レポートの実行方法ごとに説明します。

■即時レポート

項目名

説明

データ間隔

レポートする際のデータの間隔を選択します。

選択可能なデータ間隔は以下です。

  • 10分単位
    • データ保持期間:7日間
    • 1日間程度のレポート作成に適しています。
  • 1時間単位
    • データ保持期間:6週間
    • 1週間程度のレポート作成に適しています。
  • 1日単位
    • データ保持期間:53週間
    • 1月間以上のレポート作成に適しています。

image

当指定は、レポート種別により、選択不可能なものがあります。

image

データ保持期間より前をレポート期間に指定してもデータは表示されません。

レポート期間

レポートの対象とする期間を指定します。

プルダウンメニューより年、月、日を選択し、レポート開始日とレポート終了日を指定します。

■定期レポート

項目名

説明

レポート形式

レポートの作成形式を選択します。

選択可能なレポート形式は以下です。

  • 日報
    • 基本的に10分単位のデータが使用されます。
  • 週報
    • 基本的に1時間単位のデータが使用されます。
  • 月報
    • 基本的に1日単位のデータが使用されます。

image

当指定は、定期レポート作成コマンドのオペランドで指定するレポート形式に対応しています。

日報を選択した場合は、定期レポート作成コマンドでレポート形式に日報(daily)を指定した場合に作成されます。

定期レポート作成コマンドについては、「8.2.5 定期レポート作成コマンド」を参照してください。

image

当指定は、レポート種別により、選択不可能なものがあります。

テスト表示オプション

レポート期間

テスト表示を行う際の、レポートの対象とする期間を指定します。

プルダウンメニューより年、月、日を選択し、レポート開始日とレポート終了日を指定します。

image

当オプションはテスト表示にだけ使用され、登録するレポートには影響しません。

8.3.5 操作ボタン 

操作ボタンは、レポート作成画面とレポート登録画面で異なります。

以下に、画面ごとの操作ボタンについて説明します。

■レポート作成画面

レポート作成画面には、以下のボタンが配置されます。

ボタン

説明

レポートを作成する

指定されたレポート条件で、レポートを作成します。

レポートは、レポート作成画面右側に表示されるとともに、履歴タブからも表示可能になります。

レポート作成中は、ステータスバーに「現在レポート作成中です.」とのメッセージが表示されます。

当メッセージ表示中は、「レポートを作成する」ボタンの操作はキャンセルされます。

■レポート登録画面

レポート登録画面には、以下のボタンが配置されます。

ボタン

説明

レポート条件をテストする

指定されたレポート条件で、目的のレポート内容が表示されるかを確認するために、レポートをテスト表示します。

レポートは、レポート登録画面の右側に表示されます。

image

本操作では、レポートのテスト表示のみを行い、即時レポートの履歴および定期レポートの日報/週報/月報表示には追加されません。

レポート条件を登録する

指定された名前で、レポート条件を登録します。

レポートの作成中は、ステータスバーに「現在レポート作成中です.」とのメッセージが表示されます。

当メッセージ表示中は、「レポート条件をテストする」ボタンの操作はキャンセルされます。


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