PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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第2章 機能> 2.2 オプション機能> 2.2.6 HUB監視

2.2.6.1 HUB監視機能

HUB監視機能とは、近隣のHUBに対してpingを一定間隔で実行し、伝送路に異常を検出した場合に使用するインタフェースを切替える機能です。1つの仮想インタフェースにつき2台まで登録が可能です。本機能は、NIC切替方式の場合のみ使用できます。

また、HUB-HUB間の伝送路監視を行うことも可能です。(HUB-HUB間監視機能)
HUB-HUB間監視を行うことにより、HUB-HUB間の伝送路異常を検出することができます。
インタフェースの切替え事象が発生した場合、HUB-HUB間の伝送路が異常な状態では通信不可能となりますが、これを未然に防ぐことができます。

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待機パトロール機能を使用する場合、待機パトロール機能がHUB-HUB間監視を兼ね備えているため、HUB-HUB間監視機能は未使用でも構いません。待機パトロール機能については、“2.2.7 待機パトロール機能”を参照してください。

HUB監視機能の概要を図2.18に示します。

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[図2.18 HUB監視機能]

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接続するHUBにIPアドレスが設定できない場合には、監視先としてルータや他ホストを設定することができます。
ただし、このような場合には、監視先が停止した場合にping監視に失敗し切替えが発生する場合があるため、監視先を2つ設定し、かつ、HUB-HUB間監視を有効にしてください。
これにより、設定した監視先の一方が停止した場合でも、他の監視先が動作していれば不要な切替は発生しなくなります。

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下へ2.2.6.1.1 HUB-HUB間監視機能を使用しない
下へ2.2.6.1.2 HUB-HUB間監視機能を使用する

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