SSF/Backup Facility 運用手引書
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付録A SPアシスタント

A.5 dbu_get_oluinfo( ETERNUS3000 の情報取得)

■形式

/opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l GRIPAddress [GRIPaddress ...]

 

■機能説明

dbu_get_oluinfoコマンドは、SSF/Backup Facilityに接続されているETERNUS3000 の情報(ETERNUS3000の名前、PRODUCT ID、ETERNUS3000筐体内のOLU番号と担当CMなど)を取得し、/var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.confファイル(以降、mplb_ext.confファイルと呼びます)を更新します。

指定したすべてのETERNUS3000 の情報を正常に取得した場合のみ mplb_ext.confファイルの情報を更新します。

また、ETERNUS3000以外のディスクアレイ装置に対しての本コマンドを投入しても mplb_ext.confファイルは更新しません。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-l

指定したETERNUS3000から LANやFC経由で情報を取得します。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

GRIPAddress

情報を取得するETERNUS3000の IPアドレス(IPv4 のみ)を指定します。
空白をはさみ 複数のETERNUS3000の IPアドレスを続けて指定することも可能です。

 

■使用例

使用例を説明します。
  1. 2台のETERNUS3000 (IPアドレスが「200.30.40.30」と「200.30.40.31」)の情報取得が成功した場合。(mplb_ext.confファイルが更新されます。)

    # /opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l 200.30.40.30 200.30.40.31
    200.30.40.30 completed.[total olu = 32]
    200.30.40.31 completed.[total olu = 30]
    /var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.conf was update.
    #

     

  2. ETERNUS3000 以外のディスクアレイ装置(IPアドレスが「200.30.40.19」)の情報取得を行おうとした場合。(mplb_ext.confファイルは更新しません。)

    # /opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l 200.30.40.19
    200.30.40.19 is not target.
    /var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.conf was not update.
    #

     

  3. 処理の途中でエラー(エラーの種類により、メッセージは変わります)が発生した場合。(mplb_ext.confファイルは更新しません。)

    # /opt/FJSVsputl/bin/dbu_get_oluinfo -l 200.30.20.20 200.30.20.21
    200.30.20.20 completed.[total olu = 3]
    The RAID devicd is busy
    /var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.conf was not update.
    #

     

■終了ステータス

dbu_get_oluinfoコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 


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