Network Storage Server 概説書
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第1章 概要

1.1 Network Storage Serverとは

近年、ブロードバンドインターネット環境の整備により、あらゆるビジネス形態(inB、BtoB、BtoC)でインターネットが適用され、マルチメディア等の大量/大容量のコンテンツが流通するようになって来ました。

マルチメディア等の大量/大容量コンテンツの普及により、ストレージの統合を目的としたSAN(Storage Area Network)や、業務データをネットワークで結ばれたサーバ間で共用するため、ファイルシステムを内蔵したストレージをネットワーク上に配置するNAS(Network Attached Storage)が発達してきました。従来は、SANとNASは性質の違いにより別々に環境を構築していました。

今後のストレージの運用は、24時間365日連続サービスのための高性能、高信頼および容量スケーラビリティを持つストレージシステムであることが必要です。

また、業務サーバが分散するのに伴い、業務データが配置されたストレージも分散しています。このため、ストレージ運用のTCO(Total Cost of Ownership)も増加の一途をたどっており、ストレージ運用のTCO削減も重要な課題となって来ています。

富士通では、上記要件を満たすために、エンタープライズネットワークストレージ(Enterprise Network Storage)ソリューションを提案しています。

Network Storage Serverは、エンタープライズネットワークストレージソリューションにもとづき、以下の機能を提供するサーバ機です。

 

SSF/Backup Facility では、24時間365日連続サービスを実現し、ストレージ運用のTCOを削減するために、以下の機能を提供します。

 


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