Network Storage Server 概説書 |
目次
![]() ![]() |
第1章 概要 |
近年、ブロードバンドインターネット環境の整備により、あらゆるビジネス形態(inB、BtoB、BtoC)でインターネットが適用され、マルチメディア等の大量/大容量のコンテンツが流通するようになって来ました。
マルチメディア等の大量/大容量コンテンツの普及により、ストレージの統合を目的としたSAN(Storage Area Network)や、業務データをネットワークで結ばれたサーバ間で共用するため、ファイルシステムを内蔵したストレージをネットワーク上に配置するNAS(Network Attached Storage)が発達してきました。従来は、SANとNASは性質の違いにより別々に環境を構築していました。
今後のストレージの運用は、24時間365日連続サービスのための高性能、高信頼および容量スケーラビリティを持つストレージシステムであることが必要です。
また、業務サーバが分散するのに伴い、業務データが配置されたストレージも分散しています。このため、ストレージ運用のTCO(Total Cost of Ownership)も増加の一途をたどっており、ストレージ運用のTCO削減も重要な課題となって来ています。
富士通では、上記要件を満たすために、エンタープライズネットワークストレージ(Enterprise Network Storage)ソリューションを提案しています。
Network Storage Serverは、エンタープライズネットワークストレージソリューションにもとづき、以下の機能を提供するサーバ機です。
SSF/Backup Facility では、24時間365日連続サービスを実現し、ストレージ運用のTCOを削減するために、以下の機能を提供します。
ETERNUS3000/6000,GR seriesおよびETERNUS NR1000F seriesが持つアドバンスト・コピー機能を利用したバックアップ機能により、業務の運用を停止することなく業務データのバックアップ運用が可能です。また、SAN環境に限らず、LAN環境、NAS環境などに分散している業務データのバックアップ運用を統合できます。
目次
![]() ![]() |