PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
目次
索引
![]() ![]() |
第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第22章 ファイルシステムの操作(コマンド編) | > 22.3 変更 (quota機能変更) |
対象のファイルシステムをアンマウントした状態で、quota機能を無効にする手順を説明します。
sfcquotaoff(1M) を実行した後にファイルシステムが更新され、再度 sfcquotaon(1M) が実行されると、内部的に quota 情報の整合処理を行います。この quota 情報の整合処理中には、quota 機能による制限値が有効になりません。quota 情報の整合処理は、ファイル数に比例して処理時間が長くなるため、一度 quota 機能を有効化した場合には無効化しないことをお勧めします。
対象の GFS 共用ファイルシステムをすべてのノードでアンマウントします。
すべてのノードでアンマウントする場合は、sfcumntgl(1M) を使用します。
以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムをアンマウントする場合の例を示します。対象のファイルシステムがマウント状態であるノードの1つで、sfcumntgl(1M) を実行します。
# sfcumntgl /sfcfs
quota 機能を無効にする場合は、sfcquotaoff(1M) を使用します。
以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムの quota 機能を無効化する場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcquotaoff(1M) を実行します。
# sfcquotaoff /sfcfs
対象のGFS 共用ファイルシステムをすべてのノードでマウントします。
すべてのノードでマウントする場合は、sfcmntgl(1M) を使用します。
以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムをマウントする場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcmntgl(1M) を実行します。
# sfcmntgl /sfcfs
sfcinfo(1M) により、quota 機能の設定状態を確認できます。
以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムの quota 機能の設定状態を確認する場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcinfo(1M) を実行します。quota の欄に off と表示されたファイルシステムは quota 機能は無効化の状態です。
# sfcinfo -q /sfcfs FSID special quota mount 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 off /sfcfs
UFS ファイルシステムと同様に、マウント状態において mount(1M) でも各ノードで quota 機能の状態を確認することができます。
目次
索引
![]() ![]() |