PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第22章 ファイルシステムの操作(コマンド編)> 22.3 変更 (quota機能変更)

22.3.2 quota機能の有効化

 対象のファイルシステムをアンマウントした状態で、quota機能用語説明を有効にする手順を説明します。

 GFS では、/etc/vfstab の mntopts フィールドに“rq”または“quota”と記されていても quota 機能は、有効化されません。

22.3.2.1 アンマウント

 対象の GFS 共用ファイルシステムをすべてのノードでアンマウントします。

 すべてのノードでアンマウントする場合は、sfcumntgl(1M) を使用します。

 以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムをアンマウントする場合の例を示します。対象のファイルシステムがマウント状態であるノードの1つで、sfcumntgl(1M) を実行します。


# sfcumntgl /sfcfs


22.3.2.2 quota機能の有効化

 quota 機能を有効にする場合は、sfcquotaon(1M) を使用します。quota 機能を有効にすると今後のマウント時も quota 機能は有効化の状態となります。

 以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムの quota 機能を有効化する場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcquotaon(1M) を実行します。


# sfcquotaon /sfcfs


22.3.2.3 マウント

 対象のGFS 共用ファイルシステムをすべてのノードでマウントします。

 すべてのノードでマウントする場合は、sfcmntgl(1M) を使用します。

 以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムをマウントする場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcmntgl(1M) を実行します。


# sfcmntgl /sfcfs


22.3.2.4 quota機能の有効化の確認

 sfcinfo(1M) により、quota 機能の設定状態を確認できます。

 以下に、マウントポイントが /sfcfs であるファイルシステムの quota 機能の設定状態を確認する場合の例を示します。対象のファイルシステムを共用するノードの内の1つで、sfcinfo(1M) を実行します。quota の欄に on と表示されたファイルシステムは quota 機能が有効化の状態です。


# sfcinfo -q /sfcfs

FSID special                       quota  mount

   2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1     on     /sfcfs


 UFS ファイルシステムと同様に、マウント状態において mount(1M) でも各ノードで quota 機能の状態を確認することができます。

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