PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第22章 ファイルシステムの操作(コマンド編) | > 22.2 ファイルシステム作成からmount/umountまでの流れ |
GFS 共用ファイルシステムでは,ファイルシステムを共用する全ノードの /etc/vfstab にマウントするエントリを書いておく必要があります。また,/etc/vfstab の mount options に指定されたものがマウントコマンド実行時にマウントオプションとして使用されます。/etc/vfstab に書かれる同一ファイルシステムに対するマウントオプションは、ファイルシステムを構成する全ノードで一致している必要があります。マウントオプションとは別に,mount options には noauto を指定できます。ノード起動時にマウントしない場合には,noauto オプションを指定してください。
以下に /etc/vfstab の設定例以下に示します。
パラメタ |
値 |
---|---|
device to mount |
/dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 |
device to fsck |
/dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1 |
mount point |
/mnt/fs1 |
FS type |
sfcfs |
fsck pass |
- |
mount at boot |
no |
mount options |
rw |
パラメタ |
値 |
---|---|
device to mount |
/dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 |
device to fsck |
/dev/sfdsk/gfs/rdsk/volume1 |
mount point |
/mnt/fs1 |
FS type |
sfcfs |
fsck pass |
- |
mount at boot |
no |
mount options |
rw,noauto |
オプション |
説明 |
---|---|
closesync |
ファイルの最終クローズ時にそのファイルに対する未更新データをすべて反映します。 |
intr | nointr |
ロックされたファイルシステム上のファイル操作待ちになったプロセスを強制終了するキーボード割込みを、このファイルシステムで許可 (intr) または禁止 (nointr) します。省略時はintr です。 |
noatime |
ファイルのアクセス時刻を更新しません。 |
noforcedirectio | forcedirectio |
ファイルシステムを強制ダイレクト I/O 指定 (forcedirectio) または強制ダイレクト I/O 指定しない(noforcedirectio) でマウントします。 forcedirectio が指定された場合、ファイルシステムへのアクセスが強制的にダイレクト I/O で試みられます。アクセス要求がダイレクト I/O の必要条件を満足していない場合には、通常のアクセスで実施されます。ダイレクト I/O とは、ファイルシステムがカーネル空間に用意したデータ転送用バッファを介さず、直接、ユーザ空間とディスクとの間のデータ転送を行います。省略時 noforcedirectio で通常アクセスとなります。 |
nosuid |
ファイルシステムは setuid 実行許可でマウントされます。しかし、 nosuid を指定すると setuid 実行を禁止してマウントされます。 |
rw | ro |
読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro)でマウントします。省略時は rw です。 |
noauto |
ノード起動時にマウントしません。省略時、ノード起動時にマウントされます。 |
fsck pass には - を、mount at boot には no を必ず指定してください。
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