PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第21章 ファイルシステム操作(GUI編) | > 21.2 作成 |
ファイルシステムを作成する手順を説明します。
(1) 共用ディスク装置の設定
GFS 共用ファイルシステム作成操作を行うパーティションは、PRIMECLUSTER が認識した共用ディスク
上にある必要があります。また、GDS
の論理ボリュームを対象デバイスとする場合は、状態が動作中である必要があります。
GDS の論理ボリュームの設定は、論理ボリュームが属するディスククラスのタイプを共用に、そして論理ボリュームが属するディスククラスのスコープに、GFS 共用ファイルシステムを共用するノード
をすべて指定してください。
GDS の論理ボリュームが属するディスククラスの操作については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“運用管理ビューでの操作”から該当項目を参照してください。
GDS の論理ボリュームの操作については、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”の“運用管理ビューでの操作”から該当項目を参照してください。
(2) 共用情報の設定
[操作]:[作成]を選択し、「ファイルシステム作成ウィザード(1)」を表示します。
「ファイルシステム作成ウィザード(1)」では、ファイルシステムで共用するノード情報、およびマウント情報などの設定を行います。
各パラメタの意味については、本書の“付録F.2.14 sfcnewfs(1M)”を参照してください。
左側の候補ホスト名から使用する LAN のホスト名を選択して右側の選択ホスト名に追加してください。選択ホスト名が複数ある場合は、<上へ> <下へ>のボタンを使用して選択したホスト名の優先順位を決めてください。上に配置されたホスト名が優先的に使用されます。
各情報を設定後、<次へ>ボタンを押し、「ファイルシステム作成ウィザード(2)」に進みます。
各設定値をデフォルトに戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押します。
(3) 構成パーティションの選択
「ファイルシステム作成ウィザード(2)」では、ファイルシステムとして使用するパーティションの登録を行います。
登録するパーティションを[候補パーティション]一覧から選択し、<追加>ボタンを押します。パーティションの選択は、複数同時選択が可能です。ただし、すでにファイルシステムとして使用中のパーティションや管理パーティションは、選択できません。
パーティションの選択が完了したら、<次へ>ボタンを押し、「ファイルシステム作成ウィザード(3)」に進みます。
「ファイルシステム作成ウィザード(1)」に戻る場合は、<戻る>ボタンを押します。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押してください。
GDS の論理ボリュームの状態が動作中でない場合、構成パーティションとして選択できません。構成パーティションとして選択する場合は、論理ボリュームの状態を動作中にしてください。
(4) パーティション情報の設定
「ファイルシステム作成ウィザード(3)」では、「ファイルシステム作成ウィザード(2)」で選択した各パーティションに割り当てる領域(メタ/ログ/データ)の選択を行います。
メタデータ領域を割り当てたパーティションが、代表パーティション
になります。
各パーティションに割り当てる領域(メタ/ログ/データ)の組合せについては、本書の“13.1.6 パーティション構成”を参照してください。
各情報を設定後、<次へ>ボタンを押し、「ファイルシステム作成ウィザード(4)」に進みます。
各設定値をデフォルトに戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。
「ファイルシステム作成ウィザード(2)」に戻る場合は、<戻る>ボタンを押します。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押します。
拡張情報、詳細情報、およびマウント情報をデフォルト設定のままでファイルシステムの作成を行う場合は、<作成>ボタンを押します。
(5) 拡張情報の設定
「ファイルシステム作成ウィザード(4)」では、将来、パーティション追加により、ファイルシステムの拡張や構成変更を行う場合に必要な「拡張情報」を設定します。
最大パーティション数、および、データ領域最大サイズは、作成するファイルシステムが、将来データ領域を拡張することを考慮して設定してください。詳細については、本書の“15.2.7 将来の拡張に備えて”を参照してください。
各パラメタの詳細については、本書の“付録F.2.14 sfcnewfs(1M)”を参照してください。
各情報を設定後、<次へ>ボタンを押し、「ファイルシステム作成ウィザード(5)」に進みます。
各設定値をデフォルトに戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。
「ファイルシステム作成ウィザード(3)」に戻る場合は、<戻る>ボタンを押します。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押します。
詳細情報、およびマウント情報をデフォルト設定のままでファイルシステムの作成を行う場合は、<作成>ボタンを押します。
(6) 詳細情報の設定
「ファイルシステム作成ウィザード(5)」では、「詳細情報」の設定を行います。
各パラメタの詳細については、本書の“23.4 quota (クォータ)機能”、“付録F.2.14 sfcnewfs(1M)”を参照してください。
ファイルシステム使用限界は、sfcnewfs(1M) の -f オプションで指定する、ファイルシステムの空き領域の最小パーセントを 100 から引いた値です。
Vデータ領域使用限界は、sfcnewfs(1M) の -m オプションで指定する、Vデータ領域の最小空き領域の大きさのパーセントを 100 から引いた値です。
quota 機能の有効化を行う場合にはメタデータ領域の初期化が必要であるため、sfcnewfs(1M) に -c オプションを指定してファイルシステムを作成してください。
各情報を設定後、<次へ>ボタンを押し、「ファイルシステム作成ウィザード(6)」に進みます。
各設定値をデフォルトに戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。
「ファイルシステム作成ウィザード(4)」に戻る場合は、<戻る>ボタンを押します。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押します。
マウント情報をデフォルト設定のままでファイルシステムの作成を行う場合は、<作成>ボタンを押します。
(7) マウント情報の設定
「ファイルシステム作成ウィザード(6)」では、「マウント情報」の設定を行います。
各情報を設定後、<作成>ボタンを押し、ファイルシステムの作成を行います。
各設定値をデフォルトに戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。
「ファイルシステム作成ウィザード(5)」に戻る場合は、<戻る>ボタンを押します。
ファイルシステム作成の処理を中止する場合は、<中止>ボタンを押します。
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