PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
目次
索引
![]() ![]() |
第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第15章 ファイルシステム設計 | > 15.2 システム設計 |
GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルシステムを構成するディスク媒体上の領域を
の 3 つの領域に分けています。
プライマリ MDS はメタデータ領域、アップデートログ領域の 2 つの領域を参照/更新します。AC
はファイルデータ領域を参照/更新します。
GFS 共用ファイルシステムのディスクの最小構成は 1 つのパーティションです。しかし、メタデータ領域、アップデートログ領域をそれぞれ別のパーティションに分けて構成することができます。また、メタデータ領域、ファイルデータ領域について複数のパーティションに分割することができます。
ファイルシステムの処理が MDS での I/O でネックとなることが予想される環境では、他の処理によるディスクヘッド位置の移動、処理待ち時間の短縮が期待でき、処理性能を良くすることができます。これは、メタデータ領域、アップデートログ領域を独立したボリュームに設定することにより可能です。
また、ファイルデータ領域への I/O 集中でファイルシステム処理性能ネックとなることが予想される環境では、複数ボリュームにデータパーティションを配置することでファイルデータ領域への I/O を分散することができます。そのことにより、処理性能を改善することができます。
可能なパーティション構成の詳細については、本書の“13.1.6 パーティション構成”を参照してください。
目次
索引
![]() ![]() |