PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
目次
索引
![]() ![]() |
第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第13章 ファイルシステムの構造 | > 13.1 ファイルシステムのディスク上の構造 |
領域管理情報は、iノード、Vデータ
、ファイルデータ
の割付情報を格納しています。
ファイルデータの割付情報はエクステントベースで管理しており、エクステント
情報を格納する部分と、連続の度合いごとに管理するリストとを組み合わせて管理しています。
iノード、Vデータ、領域管理情報は、sfcnewfs(1M) 時に固定量を確保します。ただし、ファイルシステム拡張時にメタデータパーティションを追加した場合には、これらの領域は動的に確保することが可能です。
iノード領域は、ファイルに関する情報を含むデータ構造です。それぞれの iノードは、ファイルの種類、ファイルの長さ、ファイルの所有者とグループの ID、アクセス権、ファイルデータを含むエクステント情報へのポインタなどを格納しています。ファイルごとに 1 つの iノードが存在します。
Vデータ領域は、internal quotas ファイル、ディレクトリブロック、シンボリックリンクのパス名、間接ブロックの領域をまとめてVデータ領域と呼び、必要に応じて、ここから領域を獲得して使用します。Vデータ領域は 1024 バイト単位で管理しており、ディレクトリブロックに関して、効率的に利用できるようになっています。
目次
索引
![]() ![]() |