PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第2部 Global File Services ローカルファイルシステム> 第10章 RMSクラスタ運用でのGFSローカルファイルシステムの利用について

10.2 クラスタの切替ファイルシステムとして使用する場合

 GFS ローカルファイルシステムでは、ファイルシステム上に、ファイルシステムを利用するノード名、hostid、各デバイスの情報を持っています。

 切替ファイルシステムとして利用する場合には、該当ファイルシステムを利用する全ノード用語説明の情報をファイルシステムに登録する必要があります。

 具体的には、当該ファイルシステムを sfxnewfs コマンドにより作成したノード以外で、sfxnode コマンドを実行してください。

 このコマンドの実行に先立って、該当ファイルシステムを使用中のノード上で、アンマウントを行ってください。

 また、同一時点で両方のノードからファイルシステムとして使用することはできませんので、/etc/vfstab に記述する場合には "mount at boot" の指定は no にしてください。

 クラスタシステムへの登録操作の詳細については、PRIMECLUSTER 導入運用手引書”ならびに“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書”を参照してください。

 以下に、sunny というノードで作成した GFS ローカルファイルシステムを、moony というノードに切替ファイルシステムとして設定する例を示します。

1. これから切替ファイルシステムとして登録するファイルシステムが sunny でマウント状態でないことを確認します。


sunny # mount | grep /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301


2. 何も出力されないことを確認してください。

 マウント状態であった場合には、アンマウント処理を行ってください。

a) moony 側から使用できるようにホスト情報を登録します。


moony # sfxnode /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol0301


b) ノードの設定ができたことを各ノードで確認します。


moony # sfxinfo -n /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301

/dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301

ID      hostID          hostname

0       809fxxxx        sunny

1       809fyyyy        moony

sunny # sfxinfo -n /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301

/dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301

ID      hostID          hostname

0       809fxxxx        sunny

1       809fyyyy        moony



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