PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版）

4.3.2 GFSローカルファイルシステムのカスタマイズ

　GFS ローカルファイルシステムを作成する sfxnewfs(1M) コマンドでは、ファイルシステムをカスタマイズするパラメタを用意しています。以下に、代表的なパラメタについて説明します。

アップデートログ領域サイズ

　アップデートログ領域のサイズを指定します。指定できる値は、最小値が 5 メガバイトで最大値が 100 メガバイトです。省略時は、ファイルシステムサイズの 1% をアップデートログ領域サイズとします。ただし、ファイルシステムサイズの 1% の値が 5 メガバイト以下の場合は 5 メガバイトに、50 メガバイト以上の場合は 50 メガバイトに設定します。

メタデータ領域サイズ

　代表パーティション内のメタデータ領域サイズを指定します。省略した場合は、ファイルシステムサイズの約 10% になります。最大ファイルデータ領域サイズを指定した場合は、最大ファイルデータ領域サイズの値の約 10% になります。

最大ファイルデータ領域サイズ

　GFS ローカルファイルシステムにデータパーティションを追加して拡張する場合の、ファイルデータ領域の合計の最大値を指定します。データパーティションの追加は、sfxadd(1M) コマンドにより可能です。データパーティションを追加する予定がある場合は、指定する必要があります。指定できる値の最大値は、1 テラバイト未満です。

最大構成パーティション数

　GFS ローカルファイルシステムを構成するパーティションを、追加する場合の最大構成パーティション数を指定します。GFS ローカルファイルシステムを構成するパーティションには、代表パーティション、アップデートログパーティション、データパーティションがあり、それらすべての合計となります。省略時の値は、16 となります。指定できる値の最小値は 1 で最大値が 32 です。

最大共用ノード数

　指定した GFS ローカルファイルシステムを直接共用するノード数の最大数を指定します。省略時の値は 16 です。指定できる値の最小値は 1 で最大値が 16 です。