PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第1部 Global File Services の概要 | > 第1章 Global File Services 概要 |
本節 では、GFS 共用ファイルシステムの特長を説明します。なお、詳細については、本書の“第3部 Global File Services 共用ファイルシステム”を参照してください。
GFS 共用ファイルシステムは、UFS、GFS ローカルファイルシステムと API 互換を持ち、複数の Solaris OE から同時アクセス可能なファイルシステムです。GFS 共用ファイルシステムの主な機能は、以下のとおりです。
GFS 共用ファイルシステムは、Global Disk Services (GDS) が管理する同時アクセス用共用ディスクだけが使用できます。
GFS 共用ファイルシステムは、複数の Solaris OE から同時共用可能なファイルシステムであり、ファイルシステムを使用するアプリケーションとして、ノードダウン時の切り替えに対応したアプリケーションや、複数のノードでの同時実行に対応したアプリケーションを動作させることができます。複数ノード上で分散アプリケーションを実行する場合に、従来の API をそのまま使用して該当アプリケーションのデータの受け渡しを実現できます。
また、ノードがダウンしても他のノード上でのファイルオペレーションが継続できるため、ファイルシステムへの高可用性が求められる環境に特に適しています。
GFS 共用ファイルシステムは、複数のノードから同時にアクセス可能なファイルシステムとして使用できます。
また、GFS 共用ファイルシステムを使用して RMS クラスタ運用によるアプリケーションの切り替えを行うことができます。この場合、待機ノードから GFS 共用ファイルシステムを使用できます。
GFS 共用ファイルシステムを使用して RMS クラスタ運用を行う場合、RMS アプリケーションの作成時にディスクリソースとマウントポイントリソースの定義をしないでください。詳細については、本書の“23.9 RMSクラスタ運用でのGFS共用ファイルシステムの利用について”を参照してください。
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