PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.1(Linux版) |
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第2部 導入編 | > 第5章 クラスタの構築 | > 5.1 クラスタの初期設定 | > 5.1.2 シャットダウン機構の設定 | > 5.1.2.3 MMB |
パニックなどのノードダウンによる切替え時、I/Oが完了するまでの待ち時間 (WaitForIOComp)の設定は、以下の手順で実施してください。
MMB非同期監視のパニックなどのノードダウンによる切替え時のI/O完了待ち時間は標準で0秒を設定していますが、I/O完了待ち時間が必要な共用ディスクを使用する場合、この値を適切な値に設定する必要があります。
弊社製RAID装置は全てI/O完了待ち時間が不要です。そのため、本設定を行う必要はありません。
I/O完了待ち時間を設定した場合、パニックなどのノードダウン時の切替え時間がその時間分増加します。
以下のコマンドを実行し、パニックなどのノードダウンによる切替え時のI/Oが完了するまでの待ち時間(WaitForIOComp)を設定してください。cldevparamコマンドについて、詳しくはcldevparamのマニュアルページを参照してください。
なお、クラスタシステムを構成する任意の1ノードで実行してください。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForIOComp value |
また、以下のコマンドを実行し、I/Oが完了するまでの待ち時間(WaitForIOComp)の設定を確認してください。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForIOComp value |
全ノードでシャットダウン機構が起動済か確認してください。
# /usr/bin/sdtool -s |
シャットダウン機構が起動済の場合、以下を実行して全ノードでシャットダウン機構を再起動してください。
# /usr/bin/sdtool -r |
シャットダウン機構が起動していない場合、以下を実行して全ノードでシャットダウン機構を起動してください。
# /usr/bin/sdtool -b |
全ノードでシャットダウン機構の状態を確認してください。
# /usr/bin/sdtool -s |
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