Web-Based Admin View 操作手引書 V20
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第1部 Web-Based Admin Viewの概要 > 第1章 Web-Based Admin Viewとは > 1.2 Web-Based Admin Viewの運用形態

1.2.1 論理的3層構造

Web-Based Admin Viewは論理的な3層構造アーキテクチャを採用しています。これは、Web-Based Admin Viewで動作するさまざまな運用管理製品が、自由にその運用形態を構成できることを目的にしています。

以下にそれぞれの役割を説明します。

  1. クライアント
  2. Web-Based Admin View上で提供される各運用管理製品の運用管理ビューを表示するパーソナルコンピュータまたはUNIXワークステーションです。各運用管理製品によって提供される運用管理ビューはクライアントから操作を行います。

  3. 管理サーバ
  4. クライアント上の各運用管理ビューが提供する管理画面からの操作要求や表示要求を受け付けると同時に、監視ノードに対してその要求を伝えます。

    また、監視ノードが複数存在する場合には、それらをまとめて管理し、クライアントに対して1つの画面で全ての監視ノードに対する操作を可能にします。

    なお、管理サーバは二重化することが可能で、その場合にはプライマリ管理サーバとセカンダリ管理サーバに分けられます。

    特にSafeCLUSTERで提供されるクラスタ運用管理ビューを使用する場合には、管理サーバは必ず二重化され、プライマリ管理サーバである運用ノードがダウンした場合でも、業務の引継ぎを行うノードをセカンダリ管理サーバにすることで、クラスタシステム全体の運用管理が可能になります。

  5. 監視ノード
  6. 管理サーバの要求に対して、監視、設定処理を行います。また、システム起動時からノード上で発生するさまざまな事象を監視し、異常を検出した場合は、管理サーバへ通知を行います。


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