Dynamic Reconfigurationユーザーズガイド I/Oデバイス編
目次 前ページ次ページ

上へ第2章 交換・増設手順概要
上へ2.1 交換手順

2.1.2 冗長構成の場合

マルチパス制御を行う冗長化ソフトウェアなどを使用して、PCIカードの冗長構成を行っている場合には、上位製品(サービス)の使用を停止せずにPCIカードの交換が可能になります。

冗長構成でのPCIカードの交換手順の流れは、以下のとおりです。
詳細な交換手順については、「第3章 ファイル関連デバイス」および「第4章 ネットワーク関連デバイス」を参照してください。

  1. PCIカードとシステムボードの特定

    故障したPCIカードを搭載したシステムボードと、その接続デバイスやインタフェースを特定します。

  2. システムボードの切離し

    故障したPCIカードを搭載したシステムボードの切離し処理によって、PCIカードを交換可能な状態にした後、マルチパスの状態を確認します。

  3. PCIカードの交換

    故障したPCIカードを搭載したシステムボードを取りはずし、PCIカードを交換した後、システムボードを元の位置に実装します。

  4. システムボードの組込み

    交換したPCIカードを搭載したシステムボードの組込み処理によって、PCIカードを使用可能な状態にした後、マルチパスの状態を確認します。

  5. 運用パスの切り戻し

    必要に応じて、運用パスの切り戻しを行ないます。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005