Enhanced Support Facility 2.5.1 ユーザーズガイド
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第3部 保守機能> 第10章 システム情報採取ツール

10.1 機能概要

ハード・ソフト構成、環境設定、ログ・動作状態に関するファイルおよびコマンド実行結果を採取してテープ装置などに出力します(約200種類、約2000ファイル)。

ファイルの複写と参照を行うコマンドのみ実行し、作業領域として/var/tmpファイルシステムを使用します(変更可)。

採取情報は圧縮以外の加工をしていないため、各情報用の既存のコマンドによって内容の解析ができます。

システム障害発生時には、コマンドの実行が可能になった時点で速やかに(例えば、システムダンプ採取後のリブートが完了した時)、本ツールによりシステム情報を採取してください。時間の経過とともに、障害解析に必要な情報が失われることがあります。

本ツールは、スーパ・ユーザで実行することをお勧めします。

備考)
「ダンプ補」の機能により、クラッシュダンプ採取後のリブート時に、ダンプと同じディレクトリにfjsnap.Xという名前でシステム情報が自動的に採取されます。ただし、Solaris 2.6(TM) OS 上でダンプ格納ディレクトリをデフォルトの場所(/var/crash/`uname -n`)以外に変更している場合や、作業領域のディスク空き容量が不足する場合は自動採取されません。

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