Enhanced Support Facility 2.5.1 ユーザーズガイド
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1.1.2 ソフトウェアの機能
SCFドライバは、本体ハードウェアが持つSCFまたはSystem Monitorを制御し、サーバシステムを運用するうえで必要な、以下のRAS(Reliability, Availability, Serviceability)機能を提供しています。
- システム運用中にファン異常、温度異常などが発生した場合、システムの破壊を防ぐためにシステムを自動的に停止します。
- 電源およびファンの冗長構成が可能なシステムの場合、電源およびファンの故障をオペレータに通知し、システムの運用を継続します。
冗長構成がないシステム、または冗長構成くずれた状態で故障が発生した場合は、ハードウェアの破壊を防ぐために、ソフトウェアによる停止処理を行わず、直ちに電源を切断します。
- システムのブート時にハードウェアの初期診断により、部分的な故障による縮退が行われた場合、コマンドによって故障部品を表示することができます。
- システムの構成情報をコマンドによって表示します。
- POWERスイッチによるシステム停止および電源の切断を制御します。
- 冗長構成が可能な電源およびファンを搭載し、かつ活性交換が可能なシステムの場合、システム運用中に電源およびファンの交換が可能となります。
- システム運用中に内蔵ディスク装置の活性交換が可能となります。
- 外部電源制御装置を接続する時、利用者端子盤インタフェースのオペレータコール信号の制御が可能です。なお、PRIMEPOWER1/100では未サポートです。
- GP7000Fモデル1000/2000およびPRIMEPOWER 800/900/1000/1500/2000/2500のDynamic Reconfiguration機能(以降、DR)について、SCFドライバではDR連携スクリプトを提供しています。
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