REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第3章 ソフトウェア調査資料収集

3.1 ソフトウェア調査資料収集の概要

ソフトウェア調査資料(以下、単に調査資とも言う)とは、お客様のシステム上で動作しているソフトウェアのトラブル調査に必要な情報の総称です。ソフトウェア調査資料収集機能は、ソフトウェアのトラブル調査をサポートするもので、REMCSエージェントの一機能として提供されます。ソフトウェア調査資料収集機能を使用すると、調査資料を簡単な操作で収集し、REMCSセンタに送信する、もしくはテープに退避することができます。

■調査資料の収集と送付

  1. ソフトウェアのトラブルが発生した場合は、当社技術員に連絡してください。

  2. お使いになっているソフトウェア製品の調査が必要な場合は、当社技術員から、インシデント番、収集すべき調査資料、および、調査資料の送付方法をお伝えします。

  3. トラブルの発生したシステムで「ソフトウェア調査資料収集」の機能を起動します。

  4. 必要な調査資料を収集します。この時、以下の方法で当社技術員に届けることができます。

◆一次資

トラブルの初動調査に必要で、かつ、調査資料のサイズが小さなもの(注)を一次資料と呼びます。一次資料は、ネットワークを介してREMCSセンタに送信することができます。一次資料をREMCSセンタに送信することで、当社技術員に速やかに届けることができます。

注)環境定義ファイルのSmallLimit値以下であること。

◆二次資

収集された資料の内、一次資料以外のものを二次資料と呼びます。二次資料は調査資料のサイズが大きいため、テープ媒体に退避します。調査資料を退避したテープ媒体は、当社技術員が指定した宛先に送付してください。

■調査資料の自動収

システムパニック後にシステムを再起動すると、クラッシュダンプが生成されます。このとき、ソフトウェア製品の調査資料を自動的に収集することができます。通常、自動収集の設定は行わなくて構いません。トラブル調査の目的で、当社技術員から自動収集の依頼のあった場合に設定します。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社, 株式会社PFU 2001-2003