Interstage Application Server インストールガイド −Windows(R)−
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第1章 インストール> 1.4 カスタムインストール

1.4.2 インストール作業

 インストール手順について説明します。

 提供媒体であるCD-ROMをパソコンのCD-ROM装置にセットし、表示される以下の画面で[インストール]を選択してください。

1. “インストールタイプの選択”画面で、「カスタムインストール」を選択し、 [次へ]をクリックしてください。

2. “インストール先の選択”画面で、“参照”ボタンをクリックし、Interstageのインストール先を設定し、 [次へ]をクリックしてください。


 一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server(TM) 2003上でインストールを行う場合、インストール先の設定画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面において不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行った場合、再入力をうながすダイアログが出力されます。その状態で「OK」を押下した場合、カーソルが入力画面からはずれ、入力できない事象が発生する場合があります。
その場合、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。

3. “インストール機能の選択”画面で、インストールする機能をチェックし、[次へ]をクリックしてください。
 使用する機能をチェックした場合、選択した機能を使用するために必要な機能についても自動的にチェックされます。
 また、チェックボックスがグレー表示されているものにつきましては、画面上で選択された機能を使用する場合に必要な機能です。グレー表示された機能については、それらの機能を必要としている機能のチェックが外れた場合に、グレー表示が解除され、チェックをはずすことが可能となります。

 また、JDK/JREのチェックが外れた状態で、JDK/JREを必要とする機能がチェックされた場合、JDK/JREの1.3.1および1.4.1が両方チェックされた状態となります。1.3.1または1.4.1の一方が必要な場合、いずれかのチェックをはずしてください。


 ポータル機能を使用する場合、JDK1.3.1を選択する必要があります。ポータル機能を選択した場合、以下のいずれかの“JDKのインストール確認”画面が出力されます。
 内容に問題なければ「はい」をクリックしてください。変更する場合、「いいえ」をクリックしてください。
 「はい」をクリックした場合、“インストール先の選択”に移ります。「いいえ」をクリックした場合、“インストール機能の選択”に戻ります。

[JDK/JRE 1.3.1を選択した場合に出力されるメッセージ]

[JDK/JRE 1.3.1およびJDK/JRE 1.4.1を選択した場合に出力されるメッセージ]

4. “JDKまたはJREの選択”画面で、JDK、JREのどちらを使用するか選択します。


Windows Server(TM) 2003上でインストールを行う場合、インストール先の設定画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面において不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行った場合、再入力をうながすダイアログが出力されます。その状態で「OK」を押下した場合、カーソルが入力画面からはずれ、入力できない事象が発生する場合があります。
その場合、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。

5. “インストール先の選択”画面で、 “参照”ボタンをクリックし、選択したJDKまたはJREのインストール先を設定し、 [次へ]をクリックしてください。JDKまたはJREを複数バージョンの選択を行った場合、それぞれのバージョンに対して設定する必要があります。

 新規にInterstage Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
 バージョン5のInterstage Application Serverで採取したバックアップ資源を本バージョンに移行する場合は、以下のフォルダを設定してください。また、バージョン5以前のInterstage Application ServerでServletサービス (Tomcat3.1ベースのServletサービス)を使用していた場合にも、以下のフォルダを設定してください。もし、変更する場合には、Servletサービス (Tomcat3.1ベースのServletサービス)の環境定義も変更する必要があります。

 例)バージョン5のInterstage Application Serverを「C:\」にインストールしていた場合

  C:\APW\JBK13\jdk


 JDK/JRE 1.3.1とJDK/JRE 1.4.1を同一フォルダにインストールすることはできません。
 一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server(TM) 2003上でインストールを行う場合、インストール先の設定画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面において不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行った場合、再入力をうながすダイアログが出力されます。その状態で「OK」を押下した場合、カーソルが入力画面からはずれ、入力できない事象が発生する場合があります。
その場合、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。

6. “JDKのバージョンの選択”または“JREのバージョンの選択”画面で、通常使用されるJDKまたはJREのバージョンを選択し、[次へ]をクリックしてください。ここで選択できるのは、“インストール機能の選択”で選択したJDK、JREのバージョンのみです。
 本画面は、JDKまたはJREが複数のバージョンを選択された場合のみ表示されます。

7. “ポート番号の設定”画面で、CORBAサービスのポート番号を指摘して、[次へ]をクリックしてください。“インストール機能の選択”画面で、Interstage管理コンソールおよびWebサーバ(Interstage HTTP Server)、Webサーバ(InfoProvider Pro)が選択された場合、それらのポート番号の指定も行ってください。
 ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。

 それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。

機能

ポート番号の初期値

CORBAサービス

8002

Interstage管理コンソール

12000

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

80

Webサーバ(InfoProvider Pro)

81

8. 選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、再入力画面が表示されます。その場合、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。
 変更しない場合、[無視]を選択してください。[無視]を選択した場合、Interstageの運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重ならないようにする必要があります。

9. “運用形態の選択”で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。
 Interstage管理コンソールの通信にSSL暗号化通信を使用する、しないを選択し[次へ]をクリックしてください。

10. MessageQueue DirectorまたはebXML Message Serviceを選択した場合、NTFS上にインストールする必要があります。InterstageインストールフォルダがNTFSでない場合、以下の画面が表示されます。MessageQueue DirectorまたはebXML Message Service をインストールするNTFS上のフォルダを設定し、[次へ]をクリックしてください。MessageQueue DirectorまたはebXML Message Serviceを選択しなかった場合、またはInterstageインストールフォルダがNTFSである場合、以下の画面は表示されません。


Windows Server(TM) 2003上でインストールを行う場合、インストール先の設定画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面において不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行った場合、再入力をうながすダイアログが出力されます。その状態で「OK」を押下した場合、カーソルが入力画面からはずれ、入力できない事象が発生する場合があります。
その場合、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。

11. “インストール先の選択”で、J2EE共通フォルダの作成先を設定し、[次へ]をクリックしてください。


Windows Server(TM) 2003上でインストールを行う場合、インストール先の設定画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面において不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行った場合、再入力をうながすダイアログが出力されます。その状態で「OK」を押下した場合、カーソルが入力画面からはずれ、入力できない事象が発生する場合があります。
その場合、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。

12. “インストールの確認”画面で、入力内容の確認を行い、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。

13. インストール中は以下の画面が出力されます。


 インストール中に“キャンセル”をクリックして中断した場合、インストールフォルダが残る場合があります。必要に応じて削除してください。

14. インストール完了後、「完了」をクリックして終了してください。
 インストール完了後、クイックスタートガイドを参照する場合、「クイックスタートガイドを開く」のチェックボックスにチェックを行い、「完了」をクリックしてください。


 インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。その場合、インストール終了後に表示されるシステム再起動の選択画面で、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」または「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択し[完了]ボタンをクリックしてください。
 インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合のインストール処理は、コンピュータの再起動をもって完了します。「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択した場合、環境作成を行う前にコンピュータの再起動が必要です。

Windows NT(R)の場合、インストール後の初回のマシン再起動時のみ、以下のメッセージが出力されることがあります。
 「ファイル'C:\PROGRA~1\INSTAL~1\{D3FDD~1\setup.exe'(またはその構成ファイル)が見つかりません。パスおよびファイル名が正しいか、必要なライブリがすべて利用可能かどうか、確認してください。}」
 この場合「OK」を実施してください。動作上は特に問題はありません。

 インストール時に以下のメッセージが出力される場合があります。
「以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
Interstage Operation Tool」
 この場合、イベントビューアを参照し、「IS: 情報: is21011: INTERSTAGE Operation Toolを正常に停止しました.」が出力されている場合、特に動作に問題はありません。

 インストール時に以下のメッセージが出力される場合があります。
「以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
TransactionDirector」
 この場合、イベントビューアを参照し、「TD: 情報: td11001:TDを正常に起動しました」が出力されている場合、特に動作に問題はありません。

 インストール時に以下のメッセージが出力された場合、ターミナルサービスがアプリケーションサーバモードでインストールされた状態である可能性があります。
「エラー番号:0x80040702 詳細:dllのロードに失敗しました。:odautosetup」
 上記のメッセージが出力された場合、Interstage Application Serverをアンインストール後、以下のコマンドを実行し、ターミナルサービスをインストールモードに変更し、再度Interstage Application Serverをインストールしてください。
 CHANGE USER /INSTALL
 なお、Interstage Application Serverのインストール完了後、以下のコマンドを実行しターミナルサービスを実行モードに変更してください。
 CHANGE USER /EXECUTE


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