Interstage Application Server インストールガイド −Windows(R)−
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第1章 インストール> 1.3 標準インストール

1.3.3 インストール後の作業

 インストール作業が完了したら、以下の確認を実施してください。以下では、“C:\”にInterstage Application Serverをインストールした場合について説明します。

Interstageインストール資源のセキュリティ強化について

一般ユーザによる資源の改ざんを防ぐために、NTFS形式のドライブにインストールした場合、Interstageのインストール資源のアクセス権を変更することができます。必要に応じて実施してください。
 issetfoldersecurityコマンドを使用することで、Interstageのインストールフォルダ配下のフォルダおよびファイルに対して、不特定のユーザからのアクセスを防ぐ権限に変更することができます。issetfoldersecurityコマンドについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)"を参照してください。
 なお、以下に示すInterstageの各種操作を一般ユーザ(AdministratorユーザおよびAdministratorsグループに属さないユーザ)で実施する場合、Interstageのインストールフォルダ配下のすべてのフォルダおよびファイルに、操作を行う一般ユーザのアクセス権を設定する必要があります。この場合、issetfoldersecurityコマンドに対して、アクセス件を設定するユーザ名またはグループ名を指定してください。

 −CORBAサービスの以下のコマンド実行時

 −odwin.dllを使用したCORBAアプリケーションを使用する場合。

 −EJBサービス運用コマンド実行時
(リファレンスマニュアル(コマンド編)参照)

 −ワークユニット管理コマンド実行時
(リファレンスマニュアル(コマンド編)参照)

 −Interstage運用API使用時

 −イベントサービス運用コマンド実行時
(リファレンスマニュアル(コマンド編)参照)

 −JMS運用コマンド実行時
(リファレンスマニュアル(コマンド編)参照)

 −Durable Subscription機能を使用したのJMS受信アプリケーションを使用する場合

 −バックアップコマンド実行時
(リファレンスマニュアル(コマンド編)参照)

 −Interstage証明書環境を利用し、SSLなど署名や暗号処理を行う場合。

インストール終了後のメッセージに対する対処

インストール終了時に以下のいずれかのメッセージが表示された場合、以下の作業を行ってください。

[メッセージ1]
 Interstage Application Serverで必要な環境変数の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、システム環境変にPATH変の設定を行ってください。

[メッセージ2]
 Interstage Application Serverで必要な環境変数の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、ユーザ環境変にCLASSPATHの設定を行ってください。

[メッセージ3]
 Interstage Application Serverで必要な環境変数の設定ができませんでした。以下のファイルを参照し、システム環境変数にPATH変数を、ユーザ環境変数にCLASSPATH変数を設定してください。

 以下の手順に従って、PATH、CLASSPATHを設定してください。

1. [コントロールパネル]>[システム]>[詳細]タグをクリックしてください。

 
 Windows NT(R)の場合は[コントロールパネル]>[システム]の[環境]の環境変数ボタンをクリックしてください。
 Windows Server(TM) 2003の場合は[コントロールパネル]>[システム]>[詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。

2. 不要なパスを削除し、以下のファイルに記述されているPATH変数の設定をシステム環境変数に、CLASSPATH変数の設定をユーザ環境変数に追加してください。

 C:\Interstage\path.txt
 C:\Interstage\classpath.txt

3. システムを再起動してください。

自動セットアップ失敗時に対する対処

インストール時に自動セットアップが失敗した場合、異常を示すダイアログが出力されます。その場合、以下の対処を行ってください。

 インストールが完了している場合は、自動セットアップの異常を示すダイアログおよびイベントビューアに出力されたメッセージの対処を行ったうえで、isinitserviceコマンドによりセットアップを実施してください。isinitserviceコマンドにつきましては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

 インストールが失敗した場合は、自動セットアップの異常を示すダイアログおよびイベントビューアに出力されたメッセージの対処を行ったうえで、再度インストールを行ってください。


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