Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第2章 機能

2.10 SSL Accelerator 7117との連携

 クライアントと認証サーバ間にSSL Accelerator 7117を設置することにより、クライアント証明書の検証やSSL通信を高速化することができます。Interstageシングル・サインオンでは、“基本認証”、“証明書認証”、“基本認証かつ証明書認証”の認証方式でSSL Accelerator 7117と連携した運用が可能です。

 SSL Accelerator 7117との連携は、認証サーバの定義の"ssl-client-cert-http-header"により設定します。

 認証サーバの定義ファイルの"ssl-client-cert-http-header"については、“認証サーバの定義ファイルの設定”の“詳細設定”を参照してください。

 Interstageシングル・サインオンの運用でSSL Accelerator 7117を使用する場合は、SSL Accelerator 7117に以下に示す設定を行ってください。

 クライアント認証
 認証方式が“証明書認証”、“基本認証かつ証明書認証”の場合は、“クライアント認証する”に設定してください。設定方法については、SSL Accelerator 7117の“取扱説明書”を参照してください。
 SSL通信時のハンドシェーク処理をキャッシュしない
 SSL通信時のハンドシェーク処理をキャッシュしない設定にしてください。設定方法については、SSL Accelerator 7117の“取扱説明書”を参照してください。
 証明書を通知
 認証方式が“証明書認証”、“基本認証かつ証明書認証”の場合は、認証サーバにクライアントから送信された証明書を通知するHTTPヘッダを設定してください。設定方法については、SSL Accelerator 7117の“取扱説明書”を参照してください。
 なお、設定したHTTPヘッダは、認証サーバの定義ファイルの"ssl-client-cert-http-header"に同じ値を必ず設定してください。

 認証サーバの定義ファイルの"ssl-client-cert-http-header"については、“認証サーバの定義ファイルの設定”の“詳細設定”を参照してください。


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